吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

野薔薇のように

2012年06月17日 | 思うこと

母の日のカーネーションほどポピュラーではないようですが、父の日の花はバラです。
Wiki父の日

存命ならば赤、亡くなっていたら白です。
なので、白バラを父に。
僕は栽培品種の花には興味が無いので野薔薇を。
Wikiノイバラ

伊那の仕事場に生えている野薔薇です。


八ヶ岳の自宅付近は標高が高いせいらしく、野薔薇は花を咲かさないそうです。
あと100メートル下ると咲くんですけどね。

改めて見るとなかなか可憐ですね。イギリスの古い紋章のバラにも似ています。
参考画像

しかし、雑草としては厄介な相手です。
根本から刈ってもまたすぐ生えてくるし、トゲトゲは痛いし。
はっきり言って非常にウザい相手です。

でもこいつらは栽培品種のバラの発展には非常に貢献しているのです。
こいつら原種のおかげで四季咲きになったり、病害の流行で危機に陥った時にも役立っている
そうです。

しなやかにしたたかに生きて、刈られても負けない。
強力ではないけれど棘を持ち、でも可憐な花を咲かせるし薬効のある実もむすぶ。
そして華やかな大輪のバラの礎にもなっている。

うん、良いね。とても魅力的な存在です。ウザ素敵。僕もそんな風になりたいと思います。
バリバリ、痛え!あーウゼえ。


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