吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

台風の夜に遠くなった友を想う

2012年06月19日 | 原発・政治・社会

台風が通過中ですが、風はあまりなくて時折強い雨が降っています。

今は伊那の仕事場にひとり居ます。カエル達が元気に歌っています。

ここは物置にもなっていて、未整理の過去の遺物なんかもたくさん置いてあります。
古い写真の中に、大学時代、新宿のゴールデン街で飲んだ時のものがありました。
ゴールデン街は僕には馴染みがなくて、連れられて数回行ったことしかありません。
でも印象に残っている場所です。看板なんかも写っているのでお店を特定出来るかも知れません。
今度東京に出ることがあったら訪ねてみようかな。

僕のとなりで微笑んでいるひとつ年上の女性。うん、懐かしいね。
それと、その夜の主役だった報道の世界へ行ったヤツら。
今はもう遠くなってしまったひとたち。

真実を伝えることの大切さを熱く、それは熱く語っていたヤツら。
昔から冷めてシニカルだった僕に対して、ケンカ腰で報道の大切さ、未来を語っていたよね。

なあ、今はどうしているんだい?
僕とは違って優秀だった君たちは、その世界でそれなりの立場に居るんじゃないのかい?
報道なんて言ったって所詮はカネさって、嘲笑った僕に怒りで顔を真っ赤にして突っ掛って来た
のを憶えているかい?

今のマスコミの状態はどうだい? 僕の言った通りじゃないかい?
なあ、否定してくれよ。ちゃんと伝えてくれよ。あの頃みたいに怒ってさ。


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