吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

焚き火じゃ焚き火じゃ

2011年07月28日 | 趣味

つまらないことばかりの昨今……。

強制気分転換が必要です。
非日常の特別なイベント。

焚き火です。

今回の場所は八ヶ岳は大泉、標高1200メートルの我がベースです。
水道、仮設トイレ、その他文明の利器ありの軟弱キャンプです。

このために僕は卵用ニワトリの廃鶏(もう卵をあまり産まなくなってリタイヤする鶏)を
24羽も頂いていたのでした。そして1羽を残してすべて自ら殺戮したのです。
いずれ誰かの手で処分される鶏ではありますが、さすがにキツかった。
でも本当に大変だったのは、その後、羽根をむしって、内臓を出して「肉」にするまでの
工程でした。
一家総出の大騒ぎになってしまったのでした。

今回のスペシャルは、カレー好きのO氏のための東南アジア風のカレーです。
カリーというよりはケーン(タイ)という感じです。
このことは事前にO氏には知らせていなかったのですが、驚いたことにO氏はタイ米を
持って来たのでした。
計らずもベストマッチ!
うちもナン風のパンを用意してはいたのですが、東南アジア風のカレーにはタイ米が合う!
決定的に合う!絶対的に合うっ!
心は遥かタイランド。遠い目をする男達。
ああ、オレも色仕掛けに引っ掛かってトラベラーズチェックを盗られた記憶が甦ったゼ。

今回は焚き火番長のH氏が風邪でお休みだったのですが、意外な伏兵が居たのでした。
初参加のIさん。元ログビルダー、ヨットの選手にして現ジャズシンガーの女性。
薪のくべ方にキビシイッ。
しかし、その彼女のお眼鏡にかなうK氏!静かな中にも厳しい攻防が交わされたのでした。

キャンプファイヤーじゃないオトナの焚き火は、激しく燃やせば良いというものではありませ
ん。風情、趣、憂い、そんな人生の苦さを含んだ炎を嗜むのが正しい。

焚き火ソムリエなんて良いかもね。
積まれた薪の景色、そこを這う炎の形の見どころを解説しつつそれに合う酒や料理を
コーディネートするの。

しかし、言っちゃ悪いけどバカです。みんなバカです。

今回、当家はホストだったので、家内も参加したのですが、彼女も安楽型焚き火にハマった
ようです。今度は自分が主催すると息巻いています。ウム、良い傾向である。

焚き火を撮る時は、フラッシュなしで。

フラッシュを焚くと興ざめです。背景の綿入り人民服のヤツもジャマ!

本物の歌と演奏は沁みます。

あー楽しかった!


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