伊那のこと

このところ、仕事場に籠っていたので更新出来ませんでした。
やっぱり、携帯からはどうもやりにくいですね。
近々、仕事場のネット環境も整える予定です。

僕の仕事場は、長野県にあります。
それまでの仕事場が使えなくなってしまって困っていたところに、助けの手が入ったのです。
現在は伊那市になりましたが、以前は長谷村で、美和湖というダム湖の脇の高台にあります。
今住んでいる家から、車で一時間半程かかるので、日帰りは効率が悪いため、泊まりがけで仕事をしています。
居住スペースもあるので、快適です。

伊那は僕にとって馴染みのある土地です。10代の終わり頃からです。
大学受験で、伊那にある信州大学の農学部を受験したのです。
日本最高の大学（標高）といわれているのですが、当時の入試は割合容易で、ほとんど面接で決まるといわれていて、学問はともかく山に行きたいやつらが集まるようなところだったのです。

僕は、それぞれ別の高校に行っていた中学時代の同級生ふたりとともにそこを受験したのです。
共通一次もまあクリアして、二次試験もわりと簡単だったのですが、一緒に受けた3人の内、僕だけが落ちるという結果だったのです。
どうも、二度の面接の時、タカビーだったようです。
それまで、さしたる挫折もしないで来た僕にとっては本当に大きい事件でした。
僕は、基本的に他人を拒絶するような雰囲気を持っているようなので、その辺を何とかすべく特訓したものです。
その後、面接では、なかなかすごい倍率をクリアしたり出来るようになりました。
やられっぱなしでは済まさないというのはポリシーですから（笑）。

一年浪人して、次の年、都内西北部にあるという大学の文学部に行ったのです。
思想、哲学、考古学（特にフィールドワーク）に関心があったので。
まあ、自信のあった受験に落ちてままならぬ人生のはかなさに発心したわけです（笑）。
それはそれでいろいろありました。その辺はいずれまた。

さてその後も伊那に居る事になった友人のところに、リゾートということでよく行きました。
街に学生を受け入れる雰囲気があって、良いバイトもあったので、お金の現地調達も出来たし、有機農業に挑戦する人などと付き合うのも面白かったし、女子大生の皆さんもフレンドリーだったので、実に居心地が良かったのです。

そんなわけで、最近また伊那に縁が出来たわけですが、20年以上前からの知り合いが居たりするので、会ったばかりの人とも、どこかで繋がっていたりして、なかなかに快適なのです。