俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○方法俳句674・遺留品8・平松小いとゞ01・2024-11-16(土)
○「紙白く書き遺すべき手あたゝむ」(『平松小いとゞ全集』2020)(平松小いとゞ01)
○季語(手あぶり・三冬)(「→wikiwand」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:1944(昭和19)年「ホトトギス」4月号「雑詠」の初巻頭句。中国に従軍中銃弾に斃れた。掲句により忌日は「白紙忌」と名付けられた。掲句より想起される句は「→鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ」(林田紀音夫)。無季ではあるが「手あたゝむ」を「手あぶり」と解釈した。
○平松小いとゞ(ひらまついとど)(1916-1944)
○好きな一句「ぬれ草に大きく光る螢かな」(『平松小いとゞ全集』2020)02
○季語(螢・仲夏)(引用同上)
【Profile】:和歌山県新宮市出身。父・平松竈馬(いとど)が創刊した俳句雑誌「熊野」に拠る。→高浜虚子に師事、「ホトトギス」に投句。学徒動員で出兵、中国河南省での作戦に従軍、戦闘中に敵軍の銃弾に斃れた。