○方法俳句0337・比喩(直喩)=ごとく31・沖田佐久子1・2017-06-29(木)
○「蟻かつぐ死蝶聖者のごと輝く」(第2回角川俳句賞受賞作品「冬の虹」50句中の1句)(沖田佐久子1)
○季語(蟻・夏) 「ありかつぐしちょうせいじゃのごとかがやく」(「俳句201411」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:蟻が担ぐ、すでに息絶えた蝶。時に空へ垂直に立ち、傾き揺れながら運ばれてゆく。まるで聖者の行進のように輝きながら。
●沖田佐久子(おきたさくこ)(1908~1969)
○好きな一句「縋るものどれも濡れをり梅雨の蝶」(同上)2
○季語(梅雨の蝶・なる) 「すがるものどれもぬれをりつゆのちょう 」(「俳句201412」より引用)
【Profile】:佐賀県出身。「冬の虹」50句にて第2回(昭和31年)角川俳句賞受賞。受賞時は「寒雷」所属。
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