○色彩俳句344・くろがね・岩城久治1・2017-8-16(水)
○「くろがねの鯉の一打ち水澄めり」(『冬焉』2000)(岩城久治1)
○季語(水澄む・秋)(→「俳句ホームページ『参』」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「くろがね」は「黒鉄」、「黒金」・「鉄」などの漢字表記があるようです。水面上に跳ねた黒っぽい鯉に光が反射した「くろがね」かも知れません。「ひとうち」したあとに、再び澄み渡った秋の水です。
●岩城久治(いわきひさじ)
○好きな一句「ひぐらしや雨後の杉山澄みにける」2
○季語(ひぐらし・秋)
【Profile】:1940年京都市出身。4年間の大学生活を東京で送ったあと京都の北端・丹後の高校へ国語教師として赴任。学生時代は→水原秋櫻子に、京都に戻ってからは→桂樟蹊子に師事。「晨」「鼎座」「紫薇」に所属。1992年文芸雑誌「参」主宰。
↓
岩城久治掲載句
03痛きまで冬青空よチンドン屋(冬青空・三冬)〈特集634・商店俳句1-8チンドン屋〉2023/8/25
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます