昨日(7月31日(月))、印刷所の点字製版機を修理のために京都にある鐵工所に送った。
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この緑色の機械です。
鉄の塊。めっちゃ重い。
運送会社の人は慣れてるのだろうけど、問題はどうやって印刷所から外へ出すのかということだ。
運び込んだものだから運び出せるはず、とA先生は思ったんだろうな。
私はどう考えていたんだろう。
上の部分と下の部分を分解して運び出すのかなとでも思ってたのかも。
だけど、この機械は上下に外せない。
内部でコードが複雑に絡み合ってる。パソコンで動く基盤も入ってる。
見た目と違って非常に繊細な精密機械なのだ。
なにしろ点字の六つの点を細いピンで打つわけだから。
亜鉛版やら塩化ビニール版に非常に素早く打っていく。
さて、どうしたものだろう?
出入り口のガラス戸は半間(90センチくらい)開くので大丈夫だけど。
外のシャッターの支柱が東側から20センチほどのところに立ってて邪魔になってる。
その支柱を外してみた事がない。
錆び付いてるようだし。。。
運送屋さんに任せるしかない。
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運送屋さんも機械の幅と出入り口の幅を測って、そこは問題ないと判断した様子。
シャッターを開けてみようとしたけど、シャッターの鍵が回らなくて開けられない。
鍵も錆び付いていた。
でも何度もガチャガチャ回しているうちに開いたみたい。
(瞬間を見てなかった、残念)
鍵も折れなくてよかった。
でも、やっぱり、想像した通り支柱が外れない。
砂と錆とが固まって動かない。
押したり引いたり、蹴ってみたり。でも動かない。
ドライバーで錆びた鉄混じりの砂を少しずつ掻き出して、やっとなんとか外すことができた。
以前、ここは化粧品店だったらしい。
そのころは毎日シャッターを開けて支柱も外して道路に面した側は全面ガラスだから店の中が綺麗に見える様になってたのだろう。シャッターも錆びることもなかった。
印刷所になってからは人一人が出入りできればそれで良かったので、真ん中のシャッターだけしか開け閉めしなかった。支柱も外した事がない。雨風にさらされて錆びてしまって当たり前だよね。
さて、肝心の機械もキャスターが付いてはいたけど、これも錆び付いててスムーズには動かなかったけど、無いよりはマシ。持ち抱えるなんてできそうもない。200〜300キロありそう。
なんとか外に出せて良かったです。
運送屋のお兄さんたちありがとうございました。
暑い中、戸を開ける方に時間がかかってしまって申し訳なかった。
事前に出入り口を調べておくべきだった。
でも、私も急に呼び出されただけだもん。。。
点字製版機が出ていってしまって、右端の点字印刷機が寂しそうだ。
こんなゴツい鉄の塊みたいな機械が私は好きだ。
油を差したりベルトを交換したり、そんな世話をするのが楽しい。
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