スーパーに行く道沿いの雑居ビルに「囲碁」という看板が目に飛び込んできた。
今までなかったのに、あれっ〜
昔、夫は囲碁の本山に通ってた時期があり、横目にチラチラ見ていたものの私は全くの素人。
打てたらいいなーと思ってはいたがアクションはとらないまま日は過ぎていき、そうこうしてるうちに夫は老化が進み、ほとんど全てに関心を持たなくなった。
囲碁盤も片付けた。
看板は「囲碁」しか書いてなく、碁会所なのか教室なのかもわからない。
ちょっと迷ったが今からでも遅くない、夫とのコミュニケーションツールになればと気を奮って7階の扉を開いた。
広さ10畳ほどのなかに囲碁盤いっぱい、お爺さんほとんど、お婆さんちらほらという雰囲気。
奥にいる店主と思しきお兄さんのところへ行くにもネギの飛び出た買い物袋を頭上に持ち上げ、お腹を引っ込めながら蟹行してやっと受付のテーブルに辿り着く狭さ。
店主はソフトな感じの人で、近くだしゼロから教えてくれるというし、まっ、いいかと思い通うことにした。
まだ3回。
パソコンの対局アプリでやっているが勝ったことがない。
無限の手があることから「盤上の宇宙」というらしいが、しばらくは盤上の地上でもがくしかない。
ただ3回目にして囲碁の面白さを感じたのは入門として上出来かな。
囲碁は忍び寄る魔の手との「静」の戦いだが、チェスはもっと単純な「動」のゲームと思い、以前ちょっとかじったが
しくじってばかりで中断。
帰りに、碁会所のスケジュール表を見るとチェスの日もある。
週末、見学することにした。
24時間じゃ足りなくなった。