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昨日の夕方のニュースで、那須の焼身遺体の報が耳に入った。
途端に、先月見た「12日の殺人」を思い出した。
フランスでは年間800件以上の事件があり、そのうちの25%は未解決だという。
原作は一年間 警察の捜査現場を取材し、映画化したものでこの事件は実際に起こった事件。
緻密な取材の効か、この映画を見た現役の捜査官たちは心理描写や捜査手段など、そのリアリティに驚いたという。
何とか解決したい一心で来る日も来る日も情報を追うが、焼身殺人なのでDNAもなにもわからない。
捜査官の焦りと悔しさは私生活は二の次になり家庭は壊れていく。
この映画は捜査官たちを内側から描いたもので単なる犯人探しではない。
それでも何とか解決して被害者の悔しさを晴らしたいという執念が駆り立てる。
「みな容疑者。だが物証がない」ことの焦り、
冒頭と最後のシーンは捜査官が円型競技場を自転車で走り続けるシーン。
モルモットのようにぐるぐる堂々巡り、、、、それが捜査の状況を暗示している。
年末になると必ず思い出す世田谷四人殺人事件、これは逆に物証があり過ぎて惑わされる事件らしい。
現場を見た捜査官はあまりの悲惨さに「命をかけて解決する」と誓ったと聞く。
解決するような気がする。
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