
阪急塚口駅近くを歩いていたら「国境なき医師団」が募金活動をしていた。
先日、ニュースでウクライナ難民のためにポーランドで活動している彼らを見たので、5000円くらい寄付しようと思った。
そこで活動をしている青年に「寄付しますわ」と告げた。
青年は活動内容の説明や毎月の寄付の方が有り難いことなどを説明してくれた。

僕は気まぐれに寄付するつもりになっただけなので、1回だけの寄付でいいよと話した。
すると青年はパソコンや書類を出してきて、「現金ではできないんです。クレジットカードでして下さい」と言う。
だんだん面倒になり、僕は「そんなら止めとくわ」と言って、その場を後にした。
そして、そのまま散歩を続けたが、何か後味が悪い。
最初は彼らは5000円損したな、などと思ったが、現金募金よりパソコンで集める方が無駄がなく合理的だし現代的。
理知的な青年の説明ではなく、若い女性が説明してくれてたら、このジジイはきっとクレジット寄付をしてたろうな、などと思ったりしたら、自己嫌悪に陥った。
家に帰ると僕はすぐスマホを開き、国境なき医師団に1万円の寄付をした。
ついでにユニセフにも1万円寄付した。