今秋の中国共産党大会で異例の3期目を目指す習近平(68)がピンチでは、と言われ始めている。
今年の初めには盤石と見られた習体制だが、綻びを見せる「ゼロコロナ」が命取りになるのではと、言われてるいるのだ。
習近平が誇示していたゼロコロナ政策。
今年初め頃だったか、アメリカの調査会社が、今年の世界経済のリスク要因の1位に「中国のゼロコロナ政策の失敗」を挙げていた。
確か出来っこないゼロコロナに固執していたら、世界経済が大混乱に陥るというようなことだったと思う。
今、中国第1の都市・上海ではゼロコロナでえらいことになっている。
連日、2万人を超える感染者を出している上海は現在ロックダウン(都市封鎖)されている。
これは東京をロックダウンするようなものだ。
それにより上海は完全に機能停止し、市民生活や世界経済に深刻な影響を与えている。
市民は移動の自由を制限され、食料調達もままならず、暴動寸前になっている。
市内を視察した上海市のトップで習近平の側近の李強党書記(62=写真)は、市民に詰め寄られ、猛抗議に晒された。
この李強、次の党大会ではチャイナセブン入りし、首相になるのではと言われる大物。
この大物が吊し上げに遭うほど上海市民の生活は逼迫しているのだ。
世界を見ても、どだい無理だったゼロコロナ政策。
習近平がこれに拘り過ぎたら、命取りになるかもよ。
僕は独裁者・習近平がそうなることを願っているが…。