
岸田首相が安倍元首相を国葬にすると決めたことで、日本を2分する騒ぎになっている。
僕は保守派の安倍が大嫌いだった。
だから自民党でもリベラル鳩派と言われる宏池会の岸田が首相になった時、どうせ僕が支持する民主党系が政権を取れないなら、岸田ならまだマシかと、そう抵抗はなかった。

そしたら、最近、岸田がやることがどうも気に入らない。

そしたら、最近、岸田がやることがどうも気に入らない。
国葬もそうだが、統一教会問題、国会を開かない、核廃絶といいながら何もしない、憲法改正問題、防衛費増額問題、原発再稼働問題等々、安倍とそんなに変わらんなと思い始めていた。
そしたら、先日、BSの政治討論を聞いていたら、その謎が解けた。
東大のある政治学の教授が次のように分析しているという。
「安倍と岸田は保守とリベラルみたいに思われているが、安倍は言われているほど保守ではないし、岸田も思われているほどリベラルではない。政策を分析すれば、どちらも現実主義で似たようなモノです」と。
ハハーンそうなんだ。
僕は合点がいった。
出演していた報道各社の論説委員も同意していた。
司会者がどうして似たんですかね?と聞くと誰かが「どちらも二世、三世議員で東京でお坊ちゃんとして育ち、苦労知らずだから、似たんじゃないですか。同期で仲良しだったし」と言った。
僕は激しく同意した。