僕らの学生の頃、「実存主義」のサルトル、「異邦人」「ペスト」のカミュが人気だった。
さて僕は何が言いたいのか?
トランプは「WHOは中国寄りだから、カネは出さん」などと苛立っている。
コロナが蔓延している今、カミュの「ペスト」が、またベストセラーになっているという。
ペストといえば、昨日の朝日新聞夕刊に作家の佐藤賢一の興味深い寄稿があった。
僕は以前、14世紀のペストと1918年のスペイン風邪が世界史を変えたと書いた。
そして今度のコロナもまた変えるだろうと。
その辺を佐藤が書いている。
要約すると、1347年、ヨーロッパで大流行したペストは5年間でヨーロッパの人口の3分の1を失わせた。
ヨーロッパの人々は何もできず、恐れおののいた。
そしてユダヤ人に八つ当たりして虐殺などした。
このペスト、元々はモンゴル帝国が支配する中央アジアで発生したという。
だから、モンゴル帝国でもペストによる大量死があり、帝国は弱体化していった。
さらにその一部の中国の元でも流行し、結局、元は滅び、漢民族の明が取って変わった。それは1368年のことだった。
ペスト大流行から僅か20年の大激変だった。
さて僕は何が言いたいのか?
武漢で発生したコロナ。
最初は「中国は大丈夫か」だったが、逸早く撲滅したとする習政権(怪しいもんだが)。
今やコロナ終息を世界に大宣伝し、苦しんでいる世界各国に積極的に援助しているという。
一方、もう一つの超大国アメリカは今、43万人の感染者にのたうち回っている。
まだ出口は全く見えない。
トランプは「WHOは中国寄りだから、カネは出さん」などと苛立っている。
このコロナでアメリカの経済は大ダメージを受けるであろう。
これを機に新たな覇権を虎視眈々と狙う習近平中国。
ポスト・コロナの世界はガラっと変わっているかもしれない。
部屋に籠ってばかりいるから、僕、おかしくなってきたのかな?
さあ散歩に行こうっと。
帰って大好きな東京MXのゴジム木曜を見ようと思ったら、サンテレビはお休み。
あんな不謹慎な番組、非常時には放送できんか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます