秋の連続ドラマが始まっているが、出演者がマスクをしたドラマはほとんどない。
そりゃそうでしょう。
出演者が全員マスクしてたら、誰が誰か分かりません。
特に女優はみんな目が大きく美しいから、マスクしてたら区別がつきまへ~ん。
昨日から始まった有村架純(27)主演の「姉ちゃんの恋人」(フジ 火曜夜9時)はまさにコロナの現在を扱っているドラマだが、消毒液は出てくるものの、出演者の誰もマスクをしていない。
だから、僕は画面を見ながら「おかしいやんか!」と突っ込みを入れた。
しかし、上に書いたような理由で理解もする。
中途半端にマスクを登場させると、却っておかしくなるだろう。
きっぱり一切マスクは出てこない。
だから2020年のハロウィンのホームセンターの売り子(有村ら)も客もマスクなしだった。
多分、制作現場では葛藤もあったろう。
しかしテーマが、「3人の弟たちを育てるド根性姉ちゃんが、訳あり男と恋をする」だから、関係ないマスクは外したのだろう。
これに真っ向から挑戦しているのが波瑠主演の「リモラブ~普通の恋は邪道」(日テレ 水曜夜10時)だ。
産業医の波瑠はずっとマスクをし、会社員達もみんなマスクをしている。
まさにコロナ禍の今の恋を描いている。
だから、こっちは逆にマスクは必須アイテムだ。
今晩などマスク越しにキスをするシーンもある(写真)。
どっちにしろ、コロナ時代のドラマ作りは大変ですね。