
今日は大谷もトラウトもエンジェルスも全然ダメだったが、野球の面白さを堪能した。
これをどう表現できるか、力が試されるな。
話は1週間前に遡る。
オールスター明けエンジェルスは急死したスカッグス投手の追悼試合をホームで行った。
全員、同投手の背番号45のユニフォームを着て。そしてエンジェルスは1回に7点を取って13ー0でマリナーズに快勝した。
それも2人の投手を繋いでノーヒットノーランで。追悼試合にふさわしい劇的な試合だった。
それから1週間。今度はマリナーズの本拠地で、追悼試合で2/3回で8安打7点でKOしたリーク投手が相手。
するとどうだ。今回のエンジェルスはリークが全く打てない。
トラウトも大谷も。大谷はセンターフライ、見逃し三振、ファーストゴロの3タコ。
そしてどんどん回は進む。マリナーズは前回のお返しとばかりに6回までに10点を奪う。
対するエンジェルスはリークに8回までパーフェクトに抑えられた。後3人で2012年以来のパーフェクトゲームだ。
球場は異常な興奮に包まれる。僕もメジャー中継を見始めて初めてのパーフェクトゲームだ。
それも1週間前にエンジェルスがノーノーゲームをしたキッカケを作った投手がやるのだ。
半沢直樹ではないが、倍返しだ。いや3倍返しだ。
固唾を飲んで見守る僕。今日は大谷はどうでもいい。完全試合が見たい!
9回表、エンジェルスの攻撃。先頭打者は7番のレンヒフォ。
あっ打ったライト前のヒット。
パーフェクトは潰えた。体の力が一気に抜けた。
書けばこれだけの話。かつて何度もあっただろうパーフェクトが潰えた瞬間。
でもドラマもあったし興奮したぜ。有り難うリーク投手。彼も一生に一度のチャンスを失ったな。
お疲れさん!

打たれた瞬間は野暮用で見れなかったので残念でしたが(笑)