人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

天からの領収書

2020年12月15日 | 徒然
 先週ヨレヨレで触角だけ動かしている立派な大人のゴキブリが、台所の隅に数日の間をおいて2匹出た。
 数年前までゴキブリは25度以下では動けなくなるはずでは無かったか。

 小春日和が続いていた・・・冬眠明けの熊かお前は !?

 置物みたいだったが、ゴム手袋に更にポリ袋を被せてイザ!という時は鳥肌が立った。

 そのヨレヨレした手脚の動きを見ながら思い出したのが韓流ドラマの台詞。
 「人生はお仕置きの場じゃない。みんな生きようともがいているだけなんだ」
 ゴキブリよ、お前もか・・・。

 韓国労組の闘いをシビアにリアルに描いた『錐(きり)』最終話の台詞である。
 企業側に守られた御用労組は韓国にも日本にも多々あるようだが、初めて労組を立ち上げ最後まで法遵守を掲げて、
ボロボロになっても自分を貫き通す主人公が痛々しくも頼もしい。

 全12話、大いに学んだ佳作ドラマだった。(最終話でほっこり出来たのが好い)

 高浜原発再稼働を止めた歴史的裁決が出た。
 他の再稼働待ち原発の許可もひっくり返るかも知れない、というのは楽観過ぎるか。
 無論すぐに関電は控訴するが、裁判長の論旨を覆す根拠を示すのは容易ではないはずだ。

 蟻が巨悪を阻止するには、錐のように突出する人間が必要だと描いたドラマのように、確信持って行動する多くの人たちが、法を武器に闘っている。
 三権分立民主主義国日本の中で、崩れ去ったかと思っていた司法への信頼が少し回復した。

  <今年の敦賀ミライエ>
 銀河の中を走る鉄道のようで、暫し日常を忘れた。

 海も土も森も木々も・・・生きる術(すべ)を生み出す何もかもが【空気と雨】に依(よ)っている。
 お陰で農業も漁業も、原発も成り立っている。

 「で、毎月天から領収書が届いていますか?」と言った科学者が昔いたそうだ。

 払ってないから届くはずもない領収書が、人間には他にも沢山あるはずだ。
 GOTOボケのガースー君よ、生きようともがいている者達の請求書を場当たりで無視すんな!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬の朗読会in美浜 終了 | トップ | 寒さ対策 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

徒然」カテゴリの最新記事