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人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

源氏舞日記2

2008年12月09日 | 東京
 初顔合わせは無事に過ぎ、一日間をおいて試し稽古が昼から夜まで続いた。
 私には二年ぶりの『源氏舞』である。間近で聞く古典楽器の音色や謡がとっても新鮮で、さらにイメージが膨らんだ。

 台本を直し、深夜まで主催者ユーホー氏と語る。私が眠った後も、彼女は連日朝までかかって、パソコンに台本の直しを打ち込んでいた。8年続けてきた『源氏舞』最後の公演に賭ける彼女の粘りと体力に脱帽。
 
 が、私は完成台本を待ってはいられない。敦賀でパソコンから印刷して持ってきた台本に、京都弁のイントネーションを書き込み、進行直しの書き込みも満載したまま拡大して本番用を作り、稽古した。

 京都弁で詠むのは古典文のみとはいえ、かなりの量である上、暗唱する部分のイントネーションがなかなか体に入らない。危ないところは、その場で標準のイントネーションに変えて詠むしかあるまい。
 現代文や謡の暗唱部分もかなりあり、おまけに二回目の稽古で突然、謡の朗読が大幅に増えた。謡は全て標準のイントネーションでいく事にしたが、何やかやで冷や汗ものの自主稽古が続く。

 上京二日目の休みには、35年来の友人達3人と旧交を温めた。皆本当に変わらない。青春時代からの長い長い友人たちだ。夫々の勤め先を考えて、銀座で会うことにした。

 久々の銀座は有楽町駅前が一新。新しいビルITOCIA(イトシア)のワインバーで食前酒を いただいてから、同じビル内のベトナム料理店へと移動。野菜中心で香辛料が効いている春巻きが美味しかった。

 いつものようにささやかなプレゼント交換をし合い、「え、恋人出来たの?」「え、息子さんもう大学?」「え、あなたの息子はオーストラリア留学?」「え、旦那、あのテロ騒ぎの中、間一髪でラオスから3年ぶりに帰国!?」などなど、近況を話し合う。彼女らも元は舞台俳優だからか、話のツボが合う。
 あっという間に時は過ぎ、23時頃、朝の早い彼らと別れて横浜への帰途についた。

 東京の交通網はさらに進化し、一つのパスカードがほぼ全ての交通機関に使える。ものすごく便利に、そして所要時間もグンと短縮されていた。元町中華街から渋谷まで特急で37分!慣れない私は時間の予想がつかず、毎日ヤキモキしたりホッとしたりした。

 4日目は朝からダウン。起き上がれないほど体がだるく節々が痛い。またしても押さえ込んでいた風邪か?いずれにせよ上京以来、睡眠時間が決定的に足りないのである。
 本番まで間がないので大事をとり、その日の約束を二つドタキャンした。その一つ、築地でのランチはとっても楽しみにしていたので、布団の中で泣いた。

 ギリまで寝ていて、昼過ぎユーホー氏と青山能楽堂へ本番の照明打ち合わせに。舞台に関する事は徐々に体を回復させてくれる。
 4時頃終えて、いざ今回メインの飲み会へ。

 ややふらついているが、今夜は大好きなスーパーモデル・アッコさんと、不思議人Mr.時広氏のアトリエで三人の会をするのだ。これだけは多少無理しても外したくなかった私は、シャンパンとチーズを手土産にアトリエに早めに着き、図々しくも床に座布団を敷いてもらい、アッコさんがいらっしゃるまで仮眠をとった。

 以前お邪魔した時とは全く違う、夜のムードにセットアップされたアトリエは、美しい三人にピッタリ?
 時さんとアッコさん手作りの美味しいお料理に舌鼓を打ちながら、静かに話が弾み、シャンパン、ワインが次々に空いてゆく。

 アッコさんは酒豪である。4月、大阪中ノ島公会堂での美の祭典『世界』でご一緒した時も、打ち上げで「強さ」を発揮していたアッコさん。飲んでも乱れても優雅一筋・・・本当に美しい、女神のような人だ。
 もちろん私は途中熟睡派。椅子に坐ったままで何分くらい眠ったのか、情けない。

 起きたところで恒例の?撮影会開始。皆で時さんの豪奢な衣装にお着替えして、たくさん撮って頂いたが、私はどれも絵にならない。容姿へのコンプレックスが表情に出てしまうのだ。  
 比べてアッコさんはドンピシャでかっこいい!!早速パソコンに取り込んでもらい、選んだ物を印刷して頂いた。ブログに載せたいが、私の技量では携帯で撮ったものしか、まだ載せられないのが残念だ。

                      
つづきは また明日。
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