人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

心の夕べ

2014年11月19日 | 舞台
 予報を裏切り、出発前の敦賀は気持ち良い晴れ。地唄舞家元:古澤氏
の企画で向かった神戸市三田(さんだ)も、雲一つない快晴だった。

 『心の夕べ 二つの恋の物語』と題されたこの催しは、宅原寺という曹洞
宗のお寺で年間数多く檀家さんやご近所の方々の為に企画される催しの
一つであった。
     
 お仲間の御住職:直樹(じきじゅ)さんお手製の、見事な七福神

 近在の同じ宗派のお寺から、直樹さんや2~30代の若いお坊さん達
が助っ人にいらしていて、実にチームワークよく段取ってゆく。みなさん
和気藹々と楽しそうだ。
 夕方になると本殿前が素敵に装飾されていた。
  

 不思議な空間に迷い込んだようなパフォーマンスだった。私は他の演者
達の邪魔にならぬ朗読を心がけた。笛、ディジュリデュー(オーストラリア
原住民の伝統的な巨大笛)、リン、太鼓、拍子木、そしてヤススキーの手
作り楽器・・・どれもが独自の世界を構築し、舞を宇宙へと差し上げてゆく。
                              
左奥から笛の雲龍氏とディジュリデューのKNOBU(のぶ)氏と古澤氏    語る私

   
 雲龍氏・直樹氏・KNOBU氏

 あれは現実の体験だったのだろうかとさえ、今思う。パフォーマンスでは
なく、あのお寺に集う若き僧たちが信じがたいほど朗らかで幸せそうだった
事がである。お肉をモリモリ食べお昼からビールを美味しそうに飲む若くて
チャーミングなお坊さん達と、其の中心にいらっしゃるやわらかな佇まいの
宇宙人のような御住職お二人。そのご家族もまた只者ではないと思われた。
        
お手伝いのご家族たちもご一緒に打ち上げ夕食会。美味しいもの満載。
殊に豚汁は絶品!檀家さんたちも法要時に振舞われる御住職の自信作。

 あくる日も陶芸教室に案内して下さり、初めて轆轤(ろくろ)で作品を造
らせて頂いた。年末までには焼き上げて、御住職が送って下さるそうだ。
とことん面倒見の良い方なのだ。大変ご多忙なのに恐縮至極。

 その後、京都駅で札幌から来ていた義理姉とそのご友人に会い、熟女
三人の話に花を咲かせて帰宅。残っていた旅の疲れもすっかり無くなっ
ていた。

 ラッキー尽くめの2014年も、ほぼ伊勢の大舞台を残すのみ。12月
中旬には生徒数20名の熊川小学校で朗読会をさせて頂く。これも楽し
みだ。
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