私が演出する敦賀朗読なぎの会第23回公演の舞台スタッフとの打合せが終わった。
地元TVCMも流れ始め、地元FM局での生放送宣伝も無事に済んだ。
今回は昨年の直木賞受賞作品『少年と犬』である。
<ポスター原案>
この作品を知れば知るほど、信じる大切さと信じられる人間であり続ける事の難しさに気付かされる。
そして、私はどうか?という問いに戸惑い、やがて緩(ゆる)い変化が訪れている。
温(ぬる)くなったと感じている人もいるようだが、人の評価も気にならなくなった。
私の感じ方を他の人に強要することの愚に目が覚めた。
心は、淋しいながら澄んでいる。
そんな作品に出会えた事は人生の奇跡ともいえよう。
友人曰く、ロシアの人々の間では、個人は全体の中にあってこそ自由だという考えが根強くあるそうだ。
これに対して西欧において「個人」とは、集団から出て自立した自由人になった時の人間の事だという。
地盤沈下しまくりながら、何も気づかず「おっさんの掟」が法も政策も人権をも踏み潰してきた日本には、このどちらの理念も無い。
だが『少年と犬』を通して私が得たものは、他者(自然)があって初めて自我も成立するという理念だった。
そして自我を無くして信頼し合う難しさが、残された人生の課題となった。
開幕まで約二週間。
最後まで今できることに専心したいと思っている。
地元TVCMも流れ始め、地元FM局での生放送宣伝も無事に済んだ。
今回は昨年の直木賞受賞作品『少年と犬』である。
<ポスター原案>
この作品を知れば知るほど、信じる大切さと信じられる人間であり続ける事の難しさに気付かされる。
そして、私はどうか?という問いに戸惑い、やがて緩(ゆる)い変化が訪れている。
温(ぬる)くなったと感じている人もいるようだが、人の評価も気にならなくなった。
私の感じ方を他の人に強要することの愚に目が覚めた。
心は、淋しいながら澄んでいる。
そんな作品に出会えた事は人生の奇跡ともいえよう。
友人曰く、ロシアの人々の間では、個人は全体の中にあってこそ自由だという考えが根強くあるそうだ。
これに対して西欧において「個人」とは、集団から出て自立した自由人になった時の人間の事だという。
地盤沈下しまくりながら、何も気づかず「おっさんの掟」が法も政策も人権をも踏み潰してきた日本には、このどちらの理念も無い。
だが『少年と犬』を通して私が得たものは、他者(自然)があって初めて自我も成立するという理念だった。
そして自我を無くして信頼し合う難しさが、残された人生の課題となった。
開幕まで約二週間。
最後まで今できることに専心したいと思っている。
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