人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

小規模哲学

2024年02月13日 | 徒然
 ドイツが脱原発を宣言したのはメルケル首相の時、2011年の東北大震災直後の英断だった。

 驚くのはその後すぐにグリーン水素(太陽光などの利用で二酸化炭素を出さずに作る水素)関連の各企業も参加して再生可能エネルギー研究が始まっていいた事だ。

 その中の水素研究を街を挙げて受け入れたのが人口6万人の街リンゲン。
 着々と成果を上げるリンゲンの市長は「ドイツ一のグリーン水素供給拠点になる!」と宣言した。
 今の敦賀とほぼ同じ規模の街の快挙に我が市長は悔しがってほしいものだ。

 もっと凄いのが人口130人!の村フェルトハイム。
 「エネルギー転換が言われるずっと前から実践してきただけ」と村のリーダーは振り返る。
 早くから木くずを燃やして湯を沸かし家庭や農場に届けてきたという。
 今ではEUや連邦政府の支援を得て独自に電力と暖房供給網を整備し、100%の自給自足を果たした。

 木や枯葉などは、酸素を出して成長し燃える時に同量の二酸化酸素を出してプラマイゼロになるカーボンニュートラルとして、エコな電力とされる(人間の都合よい解釈ではないことを祈る)。

 太陽熱・風・波・地熱・水流・植物等、自然の力で定常的に補充されるはずのエネルギー資源のどれを再生可能エネルギーの芯にするかは土地柄で違ってくる。
 いずれを選択するにせよフェルトハイム村の様に、小規模なら世界中どこでも可能なはずだ。

 日本では採算を度外視して進むための正しい合理主義、すなわち哲学が政治にも生活の中にもない。
 哲学者たちが火あぶりになって乗り越えてきた歴史のない忖度の国にも、村規模へ転換する勇気があれば希望はある!!

 
 適材適所で未来を拓こう♡
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