さくらの会発表会終了

　27日（日）の午後、遮光カーテンを通して届くやわらかな外光の
中で、3年間一緒に学んだ仲間15人が初めての朗読発表会を行った。
朗読の基本形を見たという感想をいただき、シンプルで温かな会に
なった。受付や会場入り口などの飾りつけは生徒さんたちが独自の
アイデアで手作りしてくれた。会の運営も含めて、独創的で頼もしい
仲間なのである。

美浜町の熟年空間装飾家“あの二人”の作品がステージ前を飾ってくれた

　明くる月曜からは4泊五日で伊勢に行ってきた。
伊勢志摩国立公園は日本の国立公園第一号。戦中戦後を通して
その設立に奔走した人々と、その周辺で必死に生きた人々を描い
た作品を舞台化するのである。

　本読み稽古の合間に取材に行った金剛證寺（コンゴウショウジ）は
国の重要文化財。眺望抜群の朝熊山頂近くに位置する広々した古刹だ。

　視察したかったのは卒塔婆である。何しろでかい！これをどう舞台に
表現するか・・。

2メートルから5メートル以上のものまで様々

　名士の卒塔婆やお墓も沢山あるし、お寺全体が山中なので、とても
静かで心が休まる。
　
27歳で戦死した詩人：竹内浩三の墓＞

桜には早かったが、ちょうど白モクレンが満開だった

　国立公園にふさわしい伊勢志摩の風景を、舞台効果へ繋げたいと
念じている。