人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

時間の花

2011年02月08日 | 舞台
 3月の、高浜の合唱団との舞台を控え一日一度は自宅で歌の稽古中である。
そう、何故かアタイも歌うのラ。

 歌詞は何とか覚えたが、ピアノ無しで稽古していると誠に下手。バックに
合唱団の声があり、ピアノのリードがあってこそ「歌ってみるか」なのだと
実感。アタイはどうも音痴らしい・・・。
 本番ではなるべく、自分一人が着けることになるピンマイクに声が入らない
ようにせねば。って、どうやって?!(泣)

 プロのPAさん(音質量調節係り)が居れば問題ないのだが、高浜の劇場は
経済的な理由で全て民間運営に切り替えたばかり、そんな贅沢は望めまい。
ア~稽古あるのみなのだ。

 あるところで30分の「卓話」をすることになって、その参考にとミヒャエル・
エンデの「モモ」を部分的に読みかえしてみた。何と示唆に富んだ文学で
ある事か。時間泥棒に立ち向かうモモという少女の冒険と闘いを通して、
人生のあるべき姿がくっきりと浮かび上がってくる。
 私も随分と時間を売り払うような生き方をしてきたと思う。モモのように、
心を住処とする「時間の花」を咲かせたい。本当の時間(人生)は、カレンダー
や時計では計れない。

 そんなことを思っていたら、無性に無為の時間を過ごしたくなって友人にメール
を打った。突然のアフタヌーン・ティーの誘いに、友人は快く応じてくれ、私は
小躍りしながらチャリにまたがった。

 話題は韓流、そして普段吐き出せずにいた様々な想い。年上の友人はホンワカ
と聞き役に回ってくれたり、最近の韓流事情を色々語ってくれたり。帰りには
韓国映画数本と、そのスジの!雑誌を貸してもらってイソイソと帰宅。
 
 何もかも放り出して韓国映画を一本観た。普通は主役の人気俳優が脇に回って
いい芝居を地味に演じている。逆に脇役専門かと思っていた俳優が思いがけない
変身で主役級の大役を見事に演じていた。
 韓流は何年経っても、やっぱり飽きる事がない。

 この一週間色々あって、ゴトリと音を立てて人生が方角を変えて動き始めた
感じがする。雪と共に厚い雲が消えてゆくようだ。

 のんびりと私の時間の花を咲かせたいと思う。
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