人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

朗読なぎの会第22回公演終了

2021年04月06日 | 舞台
 4日(日)昼2時、ついに半年間ジタバタ、ハラハラ稽古した発表会『みんなで思い切り楽しく』が始まった。

 公演が近づくと演出の私はドッシリしていられず、何度か切れかかった。
 自分も寸劇コントで市民劇団の仲間とこの発表会に出演するのが苛立ちの元だった。
 表と裏の仕事をキッチリやるには体力が付いていかないという不安が大きかった。

 生徒さん達だけでなく私も齢を重ねてきたのだ。
 案の定、劇場(コヤ)で大転びしたりパパッと動けない自分に舌打ちしたり・・・舞台稽古(本番直前の通し稽古)で安心するまで舞台袖で心身共に辛かったのは事実だ。

 乗り切れたのは、市民劇団の仲間二人が支えてくれたこと、そして毎日のように夕飯や野の花々を自宅に届けて下さったTさんの尽力のお陰である。
 無論生徒さん達も色々心配して配慮してくれた。
 <Kさんからの山桜>

 本番の出来は本当に良かった、短く感じたのが私にとっての良い証拠。
 無論不出来な部分もあったが、一月前を思えば格段の差があり、心の中で良しとした。
 <生徒さん達手作りの鶴!終演後に撮るために並べたので倒れているが本番は綺麗だった~>

 一番心配だったのは休憩明けの作品『芝居噺』。
 元明治座舞台監督の先輩が綴った舞台裏表の面白噺は、講談調の言い回しで専門用語の解説が1時間も続く。
 チンプンカンプンで観客が寝てしまうかも、と心配したのだ。

 が、専門的だったからこそ興をそそったようで、結構ウケた!
 楽しんで下さっているのが脇にいても伝わってきて嬉しかった。(私達三人の黒子寸劇?はスベっていたかも知れないが・・・泣)

 明くる日の友人達のメールでは、初めて見た方が「あれが朗読なんですね!また是非行きたい」
 常連のお客様からは「声が耳に心地良いのと暖かいのとで、のっけから寝てしまったゴメンなさい」「ここ数年の上達著しい!」など様々。
 いずれにしても『芝居噺』の新鮮さは好評だったのでホッとした。

 22年も観てくるとお客様も飽きるんだなぁ、が正直な反省。
 次回からは「耳に心地良く、かつ刺激的な構成作品」をやるしかない、と楽しみになった。

 ビックリ、ワクワクする舞台でを通じて、本の世界の深い味わいをお伝えしたい思っている。
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