2021年8月30日(月)晴れのちくもり。
今日の東京都の新型コロナウイルス感染者は1915人というニュースを聞く。
ほっとして散歩に出た。
カミオカンデには三十数年前に行ったことがあるけど、その時は入口までしか行っていない。なんだかトンネルみたいだったのを記憶しています。今はスーパーカミオカンデになっている。そして今年の5月からさらにグレードアップするため工事に入っている。そして、その名前はハイパーカミオカンデになるそうだ。2027年に観測開始予定だ。
高さ71m直径68mの巨大円筒形水タンクとそのタンクの中に並べる超高感度光センサー(従来の2倍)を備える。この実験装置は、素粒子を観察する「顕微鏡」であると同時に、飛来するニュートリノを用いて太陽や超新星爆発を見る「望遠鏡」でもあるそうです。
Neutrinoニュートリノ の簡単な歴史
ニュートラルは中性=電気を帯びていないという意味。イノはイタリア語で小さいという意味です。中性の(電気を持たない)小さい粒子(素粒子)。
ニュートリノは、もともとオーストリアの物理学者パウリが放射性元素の研究をしている時に、謎の粒子が存在すればつじつまが合うと考え、それをニュートロンと呼んでいたそうだ。1930年の話。 1932年に現在のニュートロン(中性子)が発見されたので、謎の粒子のほうを「ニュートリノ」と名づけ直す。 これが1933年。
1956年、アメリカの物理学者ライネスらは原子炉から生まれるニュートリノを確認。もう謎の物質ではなくなる。1969年からアメリカの物理学者デイビスが太陽ニュートリノの観測を開始。
1987年1月、カミオカンデグループが太陽ニュートリノの観測を開始。 そのわずか1ヶ月後、16万光年彼方の超新星1987Aからやって来たニュートリノを捕まえた。 ここから「ニュートリノ天文学」という新しい学問が始まったというのです。
すべての物質は原子からできていると思っていたけど、実は、素粒子だった。
私たちの体の細胞⇒分子⇒原子⇒原子核とその周りをまわる電子⇒原子核は陽子と中性子(クォークという種類の3つの素粒子 )でできている。(赤色が素粒子)
地球上のあらゆるものが素粒子でできているという。
ニュートリノは目に見えないけど、身の回りを光速で飛び交っていて、私達の体を1秒間に数百兆個も突き抜けています。地球500個分の壁があればそれも突き抜けるほどだそうです。
ニュートリノは他の物質とほとんど反応しないので、私達がそれを感じることはありませんが、宇宙からは大量のニュートリノが降り注いでいて、まれに物質と反応することがあります。スーパーカミオカンデでは実際にニュートリノをとらえている。
大きさは、0.0000000000000001cm。
1cmの1億分の1の,そのまた1億分の1の大きさ。
たとえば,地球と太陽の間の距離とニュートリノの大きさを比較すると,地球と太陽(約1.5億km)の間に産まれたばかりの赤ちゃんのうぶ毛が1本ただよっているような大きさということだ。
1cmの1億分の1の,そのまた1億分の1の大きさ。
たとえば,地球と太陽の間の距離とニュートリノの大きさを比較すると,地球と太陽(約1.5億km)の間に産まれたばかりの赤ちゃんのうぶ毛が1本ただよっているような大きさということだ。
開いた口が塞がらない。眠くなった。