*双極性障害*(躁鬱病)だったわたしの断薬日記。。

14年の「双極性障害」からの精神薬「断薬」。自身の経験を生かし、現在「ライフ・コーチ」として活躍。「礼」の活動奮闘日記。

自分が解決したいと思った悩みは、いつか解決していることに気づく。

2017年11月05日 | 減薬・断薬のススメ

双極性障害と診断されて、精神薬を飲み続けて14年。断薬をして一年と3ヶ月ちょっと経ちました。

 

わたしが精神薬を減らしたいと思ったのは、もうかれこれ7年以上も前になることを

さっき思い返しました。

【2010.6.14】に書いた日記。

デパケンの血中濃度

当時、飲んでいた薬が書いてあります。

デパケンの量、ハンパないです。

多分、今のわたしが一気に飲んだら、ショック死するかもしれません。。

でも、減薬をしたいと思ったのは、妊娠を希望していたからです。

 

それから病院を変わり、医師に減薬を希望して、

依存性の高い薬から、抜きやすい薬にシフトし、それを徐々に減らしてもらいました。

 

それでも長年、薬をやめることができなかったのは、

「自分には薬が必要」だと思っていたからでしょうね。

 

断薬を決意する前に、わたしは自分の意思で、

「まずは睡眠薬を飲むのを止めたい。」と、医師に希望を出しました。

睡眠薬が今日からなくなる不安

【2013.8.25】この日に睡眠薬を飲むのを一旦止めたらしい。

。。らしいというのは、そこからパニックになって、

すぐに予約外で泣きながら診察してもらい、また睡眠薬を処方してもらったから。

その時は、睡眠薬を飲まないでどうやったら眠れるようになるのか??

悩んで、いろんな睡眠に良いと思われることはなんでもやりました。

 

そして、睡眠薬を飲まずに眠れるようになりました。

 

でも、結局はその代わりに、睡眠効果の高い精神薬を夜寝る前に飲んでいました。

 

そしてたまたま(ほんと偶然)見つけた、

ある人のブログで、同じ双極性障害を克服した人に出会い、そこから

わたしはある人が書いた断薬の本に出会い、

自分で断薬を決意しました。

あと少し、飲んでいた薬を一気に止めてしまい、死にそうになり、

そしたらまた、たまたま、ある断薬をサポートしているカウンセラーに出会い。

 

1年と4ヶ月前に断薬を決意して、1年と3ヶ月後には完全断薬をしました。

当時、睡眠薬を飲まないでも眠れてはいましたが(それが救いでしたが。。)

 

またここで、どうやったらちゃんと眠れるようになるんだろう。。。?

って、毎日悩んでいました。

途中で起きたり、夜、全く眠れなかったり。。

でも、ちゃんと眠れるようになりたい。って、色々試行錯誤していたら、

結局、いつのまにか眠れるようになってました。

 

断薬を決意した時には、今よりも15キロくらい太っていたんですが、

断薬をして、ウォーキングしたりミストサウナ入ったり、体温めるようにしたら、

固まっていた脂肪が一気にダルンダルンになって、びっくりして、

(この有り余った脂肪と皮。。どうなるんだろう。。)

って、心配していましたが、それでも体重を増やさない努力と、運動を続けていたら、

いつの間にか、すっかりなくなっていました。

 

断薬直後は、目の下のクマも酷く、顔のシミが濃く浮き出てきていました。

眼球も痙攣して、目を開けるのが辛かったりもしました。

でも、今はどの症状もほとんど気にならないです。

 

今回、かなりの鬱状態になって、どうやったらここから抜け出せるのか??

本気で悩みました。

いろんな情報を集め、いろんな人の話を聞き、

体からも精神からも、いろんなことを試しました。

(わたしはここから抜け出せるのだろうか。。。?)

(やっぱりわたしは、精神が弱くて、精神疾患なんだろうか。。。?)

(わたしはもう薬に逆戻りするしかないんだろうか。。。?)

 

長かったけど、3ヶ月で鬱状態から解放されました。

本当に苦しい3ヶ月でした。。。

 

いろんなことが走馬灯のように頭の中を巡りました。

だって、周りの人が、自分のことを

「変われ」

とか、

「今までの思考を変えないと、同じ過ちを繰り返すよ」

って、言うから。。

 

自分は何が足りなくて。

自分はどう変われば良いのか?

自分の何が悪いのか?

 

なんか、自分否定ばっかり。。

 

でも、今回、自分が変わって良かったことは、

なんでもかんでも人のせい、何か(薬)のせい、環境のせい。

に、していたものを、

「全部は自分次第なんだよ」

って、思ったこと。

 

そして、自分で考えた結果、

「別に自分が変わる必要はない。

過去の自分だって、薬を14年も飲んでいた自分だって、今の自分だって、

全部自分なんだから、それでいい。

自分が変わるより、全ての自分を認めて、好きになって、ゆるしてあげることの方が、

大事だ。」

 

そう思えたことにより、わたしは今回の鬱状態から抜け出せました。

 

これって、わたしの考えが変わっただけで、

周りの環境は一切変わってないし、

ましてや、わたしのことを見ている、周りの人だって、何も変わってない。

そして、わたし自身も考え方が変わっただけで、自分は何も変わっていない。

 

だって、わたしに「変われ」って、言うのは、

一見、わたしのためと思いきや、その人の意見でしかないから。

わたしが変わろうとしたことによって、どんなに苦しんだとしても

なんの責任も取ってくれるわけでもない。

ましてやわたしが自分の心に偽って、変わったとしても

それはその人から見たら都合が良くなっただけで、

決して、自分自身のためではない。

だから、結局は、自分の意思が大事。

 

自分が本気で変わりたいと思えば、変われば良いだけだし。

このままで良いな。って、思えばそれで良い。

 

そうやって見ていくと、

悩みって、その時は自分の心の中に、とても大きな存在になっているけど、

それを解決しようと思うだけで、

いつの間にか解決できているもんなんだな〜〜って、思いました。

 

なんか、途中から違う話になっている感もありますが。。。

それも、また良し 笑