ミッドウェイを楽しみながら作る事が出来たおかげで、今度はアリイさんの「ニューエンタープライズ」の製作を始めました。
「ニューエンタープライズ」と言うのは、1979年1月から3回目のオーバーホールを実施した後の1982年の姿を再現しているキットになります。
しかし、キットをよくよく見てみるとバリがひどく「ミッドウェイ」よりもキットの状態が非常に悪い。
それもそのはず、最初に発売されていた「エンタープライズ」のキットに、改装後の艦橋をつけただけでキット自体は旧船体と共用になっています。なので、古い1960年代を再現している艦橋も部品に含まれているため、ハイブリッド版とでもいうのでしょうか、両方が再現できるようになっています。おかげで、細かいところまで80年代の再現はしきれていない感じです。
金型は痛みがかなりすすみ、ひび割れしている部品も中にはあり、平なところが盛り上がっていたりと、かなり普通にできるところの作業ができないストレスのたまるキットのようです。
艦載機は「ミッドウェイ」よりは、少しましになっていますがこちらもバリがひどいですね。
なるべく、改装後に近づけるのが、このキットを楽しく作るテーマになりそうです。
もっとも、こういうキットだからこそファイトが沸くってこともありますね。飛行機の話になりますが、数年前にローデンのダグラスDC-7Cを作った時は、左右の胴体が全く合わないので、まるで左官屋みたいにパテを盛って、カツオブシみたいに削って、何とか辻褄を合わせました。
カツオブシには笑ってしまいました。
エンタープライズは作っても素組みに近いものですから、素組みでも、かっこいい!と思われるようガンバリます!
バリとりの作業は余分ですね(笑)