不倒翁(ふとうおう)

澄心書道教室 作品創作活動 学習中文 アクセサリー製作に奮闘中

鹿児島のお土産

2013-12-20 09:30:27 | 旅行
娘は、先週修学旅行で鹿児島・屋久島に行ってきた。

(家族旅行編でも書いたとおり)直前まで荷造りをしない娘を横目に、
旅行の楽しみの大部分は事前の荷造りにあるのでは? と思う私。

前日、荷造りをしながら・・・
娘「お土産、何がいい?」
え~、お土産の希望を聞いてくれるのか・・いい奴だな。と、心の中で喜ぶ。
私「荷物になるから、そんなこと気にしないで、楽しんできな。でも、チャンスがあったら鹿児島の書の作品の写メ沢山撮ってきてね。館内禁煙でもここより土足禁止でも毛筆の字が書いてあったら何でもよいよ。写メしてきてね」

という訳で彼女の携帯に収められてきたのが、この写真。

○○寺とか、○○神社の写真を想像していたけれど…
写真を見てびっくりだ。

まさに「永遠の0ゼロ」タイムリーな内容だな。

戦争の特攻隊に関する資料館を訪ねたらしい。
写真は、すべて出陣前に書かれた遺書ばかり。
遺書、遺書、遺書・・重い…

しかし、達筆だ。
漢字も行書、草書、自由自在だ。
現代の20代の若者に書けと言っても到底無理な話だ。
いや、筆すらろくに持てないだろうな。

皆、流れるように、書いている。
小筆は、特に墨付けが重要だ。
お粗末な筆でも無いようだ。
日常で筆を持つ機会がたくさんあったに違いない。
当然、内容が内容だけに字に気迫がこもっていて、見た人の心を打つ。

丁寧に時間をかけたであろう遺書もあるが、これはかなり早書きだ。
時間が限られていたのであろうか。

この方の字は、濃淡あり強弱あり、一番目を引いたので(書として見た場合)掲載いたします。

また、この写真は、1日で消去します。
字は、素晴らしいので、見ていただきたいですが、ご本人に掲載の了解を得ていないので…