今日は代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで日本エドガー・ケイシーセンター定期講座「ケイシーの夢療法」を聞いてきた。
13:30~14:45まで光田会長によるお話。
<エドガー・ケイシーは夢をどう説明しているか?>
・私たちの心は三層構造をしている。最も表層にある「顕在意識」、中層の「潜在意識」、そして最深層にある「超意識」である。夢はそのうちの超意識(魂の心)が顕在意識に送ってきたメッセージである。
・エドガー・ケイシーは「人生で経験する重要な出来事、一生を左右するような重大な出来事の前には必ずあらかじめ夢で知らされていないということはない(=必ず知らせている)」と語っている。
Q1.ではなぜ夢はもう少しはっきりとしたメッセージとして与えてくれないのか?例えばこれから内臓に病気が発症することを直接そのようには伝えないのはなぜか?
A1.いろいろな解釈の仕方がある。
a.フロイトは「夢の検閲」と言っている。我々には抑圧した意識がある。例えば醜い感情とか自分でも認めがたい感情など。我々の超意識(魂の心)はそれを浄化し成長を望むために顕在意識にメッセージを送ってそれを修正、改善を望むのだが、それを直接指摘されることを回避したい「潜在意識」はそのメッセージを検閲する。そのためメッセージを伝顕在意識に直接伝えることができない。そのため潜在意識による検閲を免れるためにメッセージに暗号をかけたりカモフラージュする。こうして潜在意識の検閲の網を通過させて顕在意識に夢としてメッセージを送るのだ。
b.ケイシーは「我々の魂には自由意思が与えられている。我々をお作りになった神もこの自由意思を尊重しておられる。よって超意識(魂の心)の方から顕在意識に直接指示を与えることは我々の自由意思の侵害となるので夢は直接的な指示となるストレートな表現はしない」と語っている。自由意思を侵害しないためである。
また、魂の世界は抽象的な世界であるので言語化しにくい。よって我々は夢の解釈を単純な言語にはできない。そして夢を参考にするかしないかも自由意思にゆだねられている。
夢を解釈したらそれを具体的な行動に移すことが大事である。
なぜなら夢は自分の超意識(魂の心)からのいわばコーチングを受けていることなのだ。霊的存在として自分が成長していくことを願っている自分の本質、魂、超意識からの具体的なアドバイスがなされているのだ。
なのでこれを活用しないのはとてももったいない。
・夢のシンボルには万人に共通の普遍的なものと、個人的に象徴的なものの二つある。
<夢を引き出すためのいくつかの努力の仕方>
・夢に対して「こういうことを知りたい」と深く集中して考えたりして、焦点を絞ること。この人生を「いかに生きるか?」を決める、明らかにする。霊的理想を明らかにすること。自分が日ごろから自分の人生の理想を明らかにしておくことが大事である。
・エドガー・ケイシーの夢に関するリーディングは630件くらいある。件数としては2,000件くらいあるが8割をセートン・ブルンメンタールという人物とその夫人の夢解釈となっている。
・ケイシーの夢解釈はフロイトの”性的欲求”、ユングの”集合無意識”というふうにあることに偏っていない。
・ヘンリー・リードは「夢とは程よい距離で付き合え」と言っている。振り回されず、疎遠にせず。そうするといつも新鮮な夢を与えてくれる。
坂内慶子(ばんないけいこ)先生 講演
光田さんとは1986年からの付き合いです。以前ケイシー療法で自身の健康を取り戻した。
「夢は超意識=神様からの意向です」
なぜ潜在意識に検閲官を置いているのか?
・潜在意識にあるほとんどがトラウマです。潜在意識はトラウマでできている。そしてすべての人がトラウマの影響を受けていて、不安、心配などの原因となっています。
・私たちは「こういうトラウマが欲しい!」と願って生まれてきています。トラウマというものは私たちが生まれる前に神様と協議して設定してきたものです。
・トラウマとは今生のテーマであり別の言葉で言えばカルマです。この場合、負やネガティブといった意味はありません。私たちが魂の成長のために取り組むべき課題といったところです。
・このテーマに取り組むためにそれができる親をめがけて私たちは生まれてくる。(聡哲注:ここらへん、池川明先生の『子供は親を選んで生まれてくる』という著書が思い出されます(^^♪)
・親が提供してくれる問題を体験するためにその親を選んで生まれてくる。つまり私たちは生まれる前から自分に負荷をかけて生まれて来るということ。
・自分の親と自分との間に考え方や思考、価値観の際、相違があるのはだからあたりまえ。これが大きく言うと”トラウマ”になる。
・ほとんどの人がトラウマを抱えている。「自分はこう生きたい」という思いと他人から扱われ方の違いに傷つく。
・夢は(魂の)夢を実現させるためのものです。
・自分の夢は何かと問うていくと、自分のトラウマが見えてきます。フラワーレメディのエドワード・バッチ博士は「夢は全部トラウマ」と喝破しています。
・夢を紐解くと神と自分が対話し始める。
(聡哲注:植物と対話する前に自分と対話しないとな~。これから夢をきちんと活用しようっと)
・夢のメッセージは検閲官である潜在意識を潜り抜けるために擬装工作をされている。
・どういう夢を見ているか追っていくと、自分の成長がわかる。成長を全くしていないのに夢が変わることはありません。
<夢解釈の具体的な方法>
・夢を見たら象徴的なもの、こと(キーワード)を抜き出す。例えば「曇り空」とか「産後間もない妹」「高級マンション」「母」「恐竜」など。
・そしてその夢の中でぜったい外せない象徴的なものは何かを一つ選んで残す。それさえ見つかればあとはいらない。それの解釈に努める。
・夢解釈をするときには感情はいったん脇に置く。客観的にみる。
・夢は自分を成長させるために魂が送ってきたものだから、絶望させたり否定するだけということはない。必ず救いや”希望”がある。
・私たちの真実は向こうの世界であり、この世は体験講座の世界である。なので夢の中でできたことは必ず現実世界で気を発する。このことをいじめられている子たちに伝えてほしい。
・もしいじめられている子がいたらその子に「夢の中で自分をいじめている相手に『お前なんか嫌いだ!』などとはっきり伝えなさい」とアドバイスしてほしい。なぜなら夢の中で可能だったことは現実世界に影響を与えるので、夢の中でそういうことができた時点で現実世界の自分(の気)が変わっているのでその後の現実が変化してのです。
聡哲感想
とても勉強になった講座。僕自身、長年同じ夢を見ていたんだがその解釈をして頂いてとても楽になりました。
いつも教室にいてもうすぐ期末試験か卒業試験という場面。でも自分は全く準備ができていなくてこのままだと卒業できず留年してしまう!と焦っているところ。
恥ずかしい話だけど実際に自分が大学卒業直前はそんな感じだったので、長年この手の同じパターンの夢を見るので自分自身はよっぽどあの時の恐怖が深かったんだろうな、とあきれていたんだ。
でも坂内先生によるとそうではなくて、それは「自分自身を自虐的にとらえているまじめな人に多い夢。自分を認めていない。周りや社会に自分を合わせ過ぎていて苦しんでいることを表しています。もっと自分に自信をもって自分のやりたいことをしなさい」という意味だとのことだった。
なんかとっても勇気をもらえた一瞬だったのでそれだけで今日参加した意味があった(^^♪
『夢は神様からの最高のシグナル』(坂内慶子著、コスモ21発行)を会場で求めました。光田会長が絶賛されていました(^^♪
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