タスティエーラ、日本ダービー優勝!

2023-06-02 21:09:00 | タスティエーラ
5月28日(日)
東京11R 日本ダービー
タスティエーラ レーン 1着

ダービーは家でテレビ観戦でした。大レースのときは妻と子どもが一緒に応援してくれます。家族で一緒に喜ぶことができて、一生の思い出になりました。

それにしても、まさか勝つとは思いませんでした。もちろん誰よりもタスティエーラを応援しているのですが、東京コースが向いているとは思えず、正直なところ、ソールオリエンスが後方からぶっこ抜くイメージしかできませんでした。

明らかなスローペースの中、ソールオリエンスはタスティエーラの少し後ろ、抜群の位置につけていて、さすが横山武史、ポジションをとりにきたな、と思っていたのですが、最後は思ったほどの脚ではありませんでした。何よりも想定と違ったのが大外を回していないこと。レースを見返すとソールオリエンスはずっと内に閉じ込められていて、そう仕向けたのはタスティエーラのレーン騎手とハーツコンチェルトの松山騎手でした。

とにかくレーン騎手はこのダービーで神騎乗をしてくれました。ソールオリエンスを外に出させないように誘導しつつ、単なる瞬発力勝負とは少し違うラスト800のロングスパート戦に持ち込み、自身は直線をまっすぐ走りながら、後ろのソールオリエンスはまっすぐに走らせない好プレー。そしてタスティエーラの課題であった「最後まで集中して走る」ことをいとも簡単にクリア。これまでと異なり、最後まで耳は立っていませんでした。4年前のサートゥルナーリアのダービーの悔しさを素晴らしい騎乗で晴らしてくれました。

それにしても、どうにも後味の悪いレースではありました。この祭典で誰もが見たくはなかったのですが、競馬には残酷な面がやはりあるのだということを突きつけられてしまいました。

そして不可解なレースでもありました。なぜソールオリエンスはみんなが思うより伸びなかったのか。横山武の騎乗は個人的には良かったと思います。少し掛かったのか、内で揉まれた経験がなかったのか。思い当たるのは「負けたことがないこと」くらいでした。タスティエーラは過去の負けから学んで、レースで力を出し切れるよう改善していきました。負けた経験がなければ、自身の弱点には気づかないものです。

客観的に見ればペースが遅かったりケチのつくレースだったと思いますが、それでも勝ったタスティエーラ陣営がとんでもない努力を積み重ねてきたことを私は知っています。その小さな積み重ねが今回の結果に結びついて、本当に感動しました。特に普段は物静かに見えた堀調教師の熱い信念を垣間見ることができ、またその手腕にしびれました。

マヤノトップガンの天皇賞・春で競馬の虜になった中学生の頃から、私の夢は一口馬主になることでした。重賞に出走できるような馬を持ちたい、と思っていました。ダービーに出走できるだけでも夢のようでしたが、ダービーで勝つなんて本当に夢のまた夢で、直後は信じられずただただソワソワと家の中を歩き回っておりました。タスティエーラに関わる関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
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2 コメント

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Unknown ()
2023-06-04 20:15:47
こんばんは。お久しぶりです。
語彙力0ですが、ダービー制覇おめでとうございます!
堀厩舎が普段使わない天栄を使ったりとダービーへの執念を感じました。
これからが本当に楽しみですね。
おめでとうございます♪。
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Unknown (whitebaby24)
2023-06-05 09:24:35
ありがとうございます!今回は本当に堀調教師の凄さを感じました。これからも楽しみです!
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