with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第51話《バスはスターリング城へ》

2023年04月03日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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ドライバーさんは運転とガイドを兼ねています。まず自己紹介しているみたい。

そして乗客の私たちの話。ゆっくりした英語で話してくださいます。

「どこから」と尋ねてられて「日本から」と答える程度にして頂きました。

英語が出来ない私に気を使ってくださったんですね。

「優しいドライバーさんありがとう

ドライブしながらスコットランド訛りのお話をしているみたい。

車内はとっても和やかな雰囲気です。

「みんな楽しそうにドライバーさんのお話に聞き入っているよ

「私には内容が分からない」「でも何だかウキウキするね

「それにスコットランドの自然のなかをドライブ

「とても気持ちが良いツアーです」「車窓の景色は本当にきれい

 

「お城がツアーバスからも見えて来たよ

1時間程でバスがスターリング城に到着しました。

「高台に見えてるのがお城だよね

広い駐車場で停車 そしてドライバーさんからの説明が始まります。

「集合時間が大切だから真剣に聞かなきゃ

「メモも用意」「どうしてか気になる

「『12』の数字が聞こえてきたよ。」「きっと12時集合だ

「そう決めたいところだけどそれじゃ不安」「だからメモに書きます

「『12』と書かれたメモをドライバーさんに見せます」

「ドライバーさんは頷いてくれました

「メモの理由を分かって頂けましたか

「そう、ちゃんと正しい時間を確認するためです

「これで安心」「バスを降りましょ。」

他の方々も降りて歩き始めます。

するとインドから来た女性が話しかけてきました。

 

「私はソフィ、あなたは

「私はAnne、宜しく

続いて彼女が私に何か話しています。

「○×△□together○×△□」「together

「それだけ聞こえたら何となく分かるよね」

「一緒なら一人でおいていかれることないし安心

「ソフィさん、ありがとう

こうして2人で入場料を支払って中へ入ります。

彼女はオーディオガイドを借りました。

私は日本語があることを知らなくて借りませんでした。

帰国後に知ったんですけど、本当は日本語ガイドもあったみたいです。

ソフィさんがオーディオガイドを聞きながら、ガイドの順番に進んで行きます。

「スコットランドで最も壮麗な城」「歴史の舞台」「戦いの舞台」

そんな城だけに簡素ながら存在感が凄い

 

この地でスコットランド軍はイングランド軍を破ってイングランドからの独立を成し遂げたんですよね。

「世界史が苦手」「映画でみた独立戦争の映像が浮かんで来ちゃう

「歴史は分からなくても城壁から街を見下ろすパノラマがまた素晴らしい

「それにソフィさんと一緒だから安心

「ゆったりスターリング城の歴史に触れることが出来ました

 

「驚いたことがあったんです

「スターリング城のスタッフの方に日本語が話せる方がいらっしゃいました

「話しかけて頂いたんです

「しかも胸のエンブレムを指しながら『これは家紋だよね』なんて

北海道に知り合いがいらっしゃるそうです。

「桜」や「菊」の花のことも詳しくて驚き

「もちろん日本語で会話です

何だかこういう時は嬉しくなっちゃいますよね。

こんなに遠い遠いスコットランド地方のお城で日本に詳しい方と出会うなんて

 

 

 

 

続く

 


第50話《乗客5名のバスツアー》

2023年04月03日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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バスに乗車したのは私が最初です。

すぐにドライバーさんの斜め後ろの席に着席

「だって目立つところに座らなきゃ

「現地でおいていかれたら大変でしょ

「ここなら私がバスに戻ってなければ気が付くはずだもの。」

ドライバーさんが名前の確認をしてくれます。

「英語が出来ないこと伝えなきゃ

「私は英語が出来ないんです

「OK

ドライバーさんはにっこり頷いてくれたよ。

暫く待つと女性が一人乗車してきました。

 

「英語でドライバーさんと話してる。」

「カルカッタから来た方なのかな

「会話にその地名が聞こえて来たもの」

「カルカッタと言うことはインドの女性ね」

彼女も一人旅らしくてドライバーさんのすぐ後ろに着席。

つまり私と通路を挟んで隣です。

 

次には3名の親子さんがバスに乗車してきました。

ご夫婦とお嬢様らしいです。お嬢様と言っても大きい方だけれど。

「こちらの方々も英語でお話ししてる」

「カナダからのお客さんみたいね。単語が聞こえた

「このバスのツアー客は5名なんだあ

「インド人、カナダ人、そして私

「もうダウンジャケットが必要な時期だから乗客は少ないんだね」

「夏はもっと一杯なんだろうなあ」

 

「待ち合わせ場所でバスに乗車出来て良かった

「ドライバーさんの名簿にはちゃんと私の名前も書かれていたし

「全員が乗車していよいよ出発

「スコットランドの景色って雄大そうだよねー。」

「英語が分からなくてどんな旅になるんだろう

そんな期待と不安が過ぎる出発です。

 

 

 

 

続く

 


第49話《不安な英語のツアー!私、大丈夫?》

2023年04月03日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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今日は今回の旅行で一番不安な現地バスツアー。

「だって英語のツアーだもの

「昨夜はちゃんと美味しい食事をブログにアップ出来たよ

「帰りにスーパーで買ったパンもバッグに入れて・・・」

「もちろん日本で申し込んだツアーのチケットも印刷して来てる

出発前に日本語で現地発バスツアーの予約が出来るんです。

ツアー会社はいくつかあります。だいたいコースは同じ

「どの会社のツアーにしよう」「この会社って現地に到着したらツアー会社に電話

「参加確認をしなければならないの」「それは無理

「英語で現地のツアー会社に参加確認なんて

悩んで私が選んだのツアーは、申し込み後チケットを印刷して集合場所に集まればよいツアーです。

コースはスターリング城とローモンド湖、そしてグレンゴイン蒸留所

「スターリング城ってリーアム・ニーソン主演の『ブレイブハート』の舞台になったお城だ

「蒸留所に行きたくて現地ツアー参加を決めたんだよね。」

「だからグレンゴイン蒸留所を訪ねることが決め手

 

集合場所は昨夜Kyokoさんにちゃんと確認済。

旧市街の中心位にある大聖堂の前の広場だそうです。

旧市街を歩くとかなり目立つ大聖堂「聖ジャイルズ大聖堂

色々なツアーの集合場所の殆どがこの広場だそうです。

「広い…」「どの辺りで待っていたらいいの

「少し早めに集合場所に到着。」

「大聖堂前で座ってる人が2~3人いるよ。」「ツアーのお客さんかなあ・・・」

「でも聞けない・・・」「不安

通りを歩いている現地の人らしい方に場所を確認してみます。

チケットには集合場所が書かれているので見て頂きました。

「そうかあ 現地の人はツアーバスを利用しないから詳しくないのね

「Kyokoさんもこの辺りって教えてくれたからなあ」

「取りあえず大聖堂を一周してみよう」「大聖堂の裏側なんてことだったら大変

この辺りは車を駐車しておく場所がないらしいんです。

だから車が時間ギリギリに来てすぐに乗車する方法や、お迎えの方が来て歩いてバスの待つ場所に移動の方法だったりするそうです。

Kyokoさんのお話を思い出しながら大聖堂の周りをウロウロ・・・

 

暫くするとだんだん人が集まって来ました。

「日本人がいない」「ちょっと期待したけどそんなに都合が良い訳ないよね。」

「がっかり

「あっ あそこに見えている女性は日本人

日本人の女性を見かけたところにちょうどバスが到着しました

ドライバーの方が降りて来ます。

色々な国籍の人がドライバーさんの周りに集まって来ます。

私も集合している輪の近くに行ってみます。

「同じツアーかも」日本人の女性にコースを尋ねてみます

「違うコースらしい ガッカリ」「私のコースのバスってどこ

辺りを見回してみます

「あんなところに同じ会社のバスが駐車しているよ。」

「でも誰も近くにいない・・・」

 

「行ってみよう

「日本人の女性の方とは同じコースじゃなかったのはガッカリだなあ」

そんなことを思い巡らしながらひっそり停車しているバスに近寄ります。

「バスの中にドライバーさんがいるよ

「チケットを見せてみよう。」

チケットを見せるとドライバーさんはにっこり微笑んでくれます。

「乗っていいよ

そんな感じで促してくれました

 

 

 

 

続く

 


第48話《夜10時までのスーパーがあってラッキー》

2023年04月03日 | 2011年リヴァプール・エディンバラ

 

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美味しいシーフードは日本人にはピッタリですね。

大満足な食事も終わってそろそろお別れの時間です。

このレストランはホテルから近い新市街

帰り道では辺りを案内して頂くことが出来ました。

こうして初日に会うのはとても助かることが多いんですよ。

 

この街でもスーパーは殆どのお店が17時台には閉店。

日本人には慣れてないからちょっと不便ですよね。

つい遅くまでオープンしているお店探しをしちゃいます。

「だってホテルでビールを頂きたいしね

帰り道に夜10時までオープンのスーパーを教えて頂きました。

お店の前を通ってちょっとお買い物。

Kyokoさんもお家で必要なものを買うそうです。

私も明日の朝のパンを購入することにしました。

「朝食付きで予約した記憶がないんだよね

「なのにチェックインで朝食の案内を頂いたんです。」

「きっと別料金だよね

それに明日は朝からスコットランドの田舎の方を訪ねるバスツアーに参加。

「ツアーの時におやつを持っていこうかな

「ヨーロッパの街は日本のようにあちこちにコンビニがないもの

「水やおやつを持っていると安心ですよ

こちらを旅していると「日本は便利過ぎる」と感じることが多いです。

 

ホテルからすぐの所にピザハットやマクドナルドも見つけました

「COSTAもホテルの前だ

COSTAはリヴァプールのライムストリート駅にあるカフェなんです。

「マクドナルドやスターバックスの場所もバッチリ

「嬉しい

「英語が出来ないから日本と共通のお店に出会うと心強いんだもの

ホテル前に到着しました。

Kyokoさんともこれでお別れです。

こんな遅い時間に女性二人でブラブラとホテルまで徒歩です。

エジンバラは夜も女性が殆ど心配ない街。

治安の良い街は観光もしやすいですね。

現地で暮らす個人ガイドさんをお願いするのってガイド料以上の収穫が一杯

「頼もしい存在です

旅行会社で伺うお話とは一味違う情報。

そして自分のために必要な情報も尋ねることが出来て頼もしい存在です

 

 

 

 

続く