with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第19話《一人旅に便利なアパルトマン生活を実感》

2023年04月20日 | 2012年パリ・モンサンミッシェル

 

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「蚤の市で購入した商品をアパルトマンに一旦置いて

「昼食の買い物に行きましょ

「昼食だけじゃダメね。」

「パリサンジェルマンの試合観戦後は帰りが夜になっちゃうもの。」

「夕食も用意しなきゃね

ヨーロッパでは殆どのお店は土日が定休日なので日本人の感覚では不便を感じます。

 

出発前にガイドブックを見ていると、フランプリが一部土日にオープンしているらしい情報を見つけました。

モノプリと並ぶパリのスーパーマーケットのチェーン店です。

ホームページで店舗一覧をチェックすると偶然にもアパルトマンの近くにもありました

フランプリが近くにあることはアパルトマンの担当の方々も知らないようです。

「それってちょっと不安」「でも近いし行ってみよう

「まだオープンしたばかりってこともあるよね

 

「アパルトマンの担当者の方に教えて頂いた郵便局の裏辺り

「地図だと郵便局の先を右折して、また右折したらいいみたい。」

「ありましたよ」「入口の幅が狭くて見逃しちゃいそう。」

「分かり難い感じで小さなコンビニみたい。」

「でも奥に入って行くと2フロアーになっていてちゃんと品揃えのあるスーパーだ

「これは助かる~」「これなら明日の日曜日も心配しなくていいもの。」

「近くのパン屋さんだってもちろん土日は休みだからね。」

 

興味があったのでお肉売り場を眺めていると・・・

「この鍋の形をしたものは何

「作り方に電子レンジの絵と数字が書かれてるよ

「これって多分『レンジで何分・・・』の意味だよねえ・・・」

「商品に貼られている写真からするとリゾットとポトフ

「スーパーだとサンドウィッチとかサラダだから冷たいものばかりになっちゃうもんね。」

「温かいものが買えたらかなり嬉しいかも

「もしかして読んでいる方は『アパルトマンだったら料理も出来るでしょ』って思っていますか。」

「はい もちろん出来ます

「そうなんですけど・・・

「毎日行きたいところが一杯。 料理を楽しんでいる時間ないんですよ~

「それに料理したら洗い物だって多くなりますよね。」

「せっかくの旅行だから家事は許してください

「でもね、 ホテルと違うのは電子レンジが使えること

「フランプリで良いもの見つけちゃいました

 

「冷凍食品は作り方の絵をチェックするとオーブン料理が多くて

「利用できそうなものが中々見つからない

「『肉詰めトマトのリゾット』と『牛肉のポトフ』が電子レンジで出来ちゃう

「ここはビールやワインや野菜も揃っていて便利ね

「お弁当類も色々あるよ」「この品揃えなら土日の不安も無しね。」

「入口近くのパンはちゃんと焼き立てが並んでいるんだあ

 

アパルトマンに戻って購入してきたサンドウィッチやサラダを頂きます。

ポットでお湯を沸かしてドリップコーヒーも

冷蔵庫にはフルーツやビールも保存出来て安心ですね。

リゾットやポトフの鍋も帰りが遅かった日でも頂けるように常備。

「一人旅ってアパルトマンがお薦めかもですよ

 

 

 

 

続く

 


第18話《ヴァンブーの蚤の市》

2023年04月20日 | 2012年パリ・モンサンミッシェル

 

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乗客が皆さん降りたのでバスは終点まで来たようです。

辺りを見回すと住宅が並んでいてマーケットは見当たりません。

降りた方々が同じ方向に歩くのでついて行くことにします。

バス停沿いのマンションの裏手に回ると前方にそれらしいものが見えて来ます。

遊歩道にテーブルが出されていて商品が並んでいます

「これが憧れのパリの蚤の市なのねー

閑静な住宅街のずーっと先の方までお店が続いています。

「ここから延々とマーケットなんだあ

「骨董品が並んでる

「こちらは絵画、 洋服もあるね

「美しい食器もたくさん並んでいて楽しい

「手芸用品はかなりの数が揃ってる

「綺麗に並べられているお店

「あれっ ここは店主がいない

「並べたままで店主は近所のお店の人とゲームかなんかしてるよ~

「ここは籠に入れっぱなし 値札も付いていない

 

「遊歩道のベビーカーのようなものは何

「人が集まってる。」

「温かな飲み物を売っているんだあ

お店がない住宅街の遊歩道だからとても人気でした。

私は初めての蚤の市なので一応ペットボトルのお水やパンを忍ばせていました。

「現地でこういうのを買うのは楽しいですね

 

こういう場所だから気になるのがトイレ

私が見た限りではここでは公衆トイレを利用のようです。

ヨーロッパではよく見かける路上の箱型のトイレ。

これは一回使用するごとに部屋全体を洗浄するんですよね。

洗浄したら乾燥させるまでは次の人は使用出来ません。

「この待ち時間はかなり長いみたい

「誰も使用していないトイレの前で使用可能のランプを待って並んでいる

 

さて買い付けは・・・

始めのうちはお店の多さにただただ見学ばかりしていました。

「猫の可愛いアクセサリー

「これは手に入れなきゃ

「セ・コンビアン

「またまたメモ帳とペンが大活躍だよね

「言葉が出来ないのに手に入れることが出来ました

「慣れることが大切なんですねえ。」

「最近は物怖じしない自分になってきたな

 

「ヴァンブーは日本人観光客の方もとても多いですよ。」

「あれだけガイドブックで紹介されていたら多くの方が来ますよね。」

「可愛い猫のアクセサリーを見つけた時には感激ですぐに購入

「あれ もしかして日本語

「『あ~ さっきの猫のアクセサリーがなくなっている~』だって・・・」

「とても若い女の子達だー

「蚤の市だもん 同じものはたくさん無いもん

「欲しかったらその場で買わなきゃ。」

「ごめんね、私が買っちゃった

色々な思いが交差して心の中で思わずつぶやいていました。

 

「お買い物にも満足

「荷物も増えて来たし そろそろバス停に戻ろうかな

「夕方からパリサンジェルマンの試合観戦だもの

「スタジアムの写真も撮らなくちゃ。早めに行こう

「少し厚着しないと寒いかも

ひとまずアパルトマンに戻ってランチにします。

「95番のバスからの車窓は帰りも楽しみだなあ

 

 

 

 

続く