with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第31話《パリの夜! 友人とお食事に行きます!》

2023年04月25日 | 2012年パリ・モンサンミッシェル

 

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この冬に結婚してパリで暮らしている友人がいます。

「今回はどこに行こうかな」「パリに行った彼女に会いたい

その思いがパリを選んだ理由の一つなんです。

初めてのリヴァプールの旅の後半にスペインのなっちゃんと会うためにパリを訪れました。

「パリでのランチはサンジェルマン・デ・プレで日本蕎麦を頂いたんですよ

その旅行記『リヴァプールに行きたい人集まれ』でも書かせて頂いています。

「懐かしい~

友人はそのお蕎麦屋さん「えん」の板さんと結婚されたんです。

パリを訪ねると決まった時に彼女が婚約者さんのお店を紹介してくれたのですよ。

 

当日はサンジェルマン・デ・プレ教会で待ち合わせになりました。

「昼間ショッピングしたし もう行き慣れていますよ

もちろん待ち合わせ時間に合わせて便利な95番のバスで向かいます。

「到着 バス停からは教会には横断歩道を渡らなきゃ。」

バスを降りて教会方向に横断歩道を渡ろうとし始めた時です。

「あれっ あの後姿 」横断歩道で見慣れた後姿を発見

「ちょっと小さな声で呼んでみようかな。」日本語で控えめに声を掛けてみちゃいました。

「やっぱり~ KOTOちゃんだった

振り向いた女性は8ヶ月前にお別れした時と変わらない彼女でした。

 

「パリの教会の前で再会だなんて感激~

「とてもパリの街に馴染んでいる感じ。」

そう言えば日本でも仕事しながらフランス語のレッスンに通っていたんだよね。

「そうは言っても本当にパリで生活を始めちゃったなんて」海外で暮らしたことのない私には想像さえ出来ない。

「生活しているからきっと地元の人気店とか知ってるよね。」

そう思うと今夜はどこに連れて行ってくれるのかとても楽しみになっちゃいます。

もう色々な考えが巡ってきました。「おいおい私

「KOTOちゃんの近況より気になるのは今夜の食事かい

 

バス通りからちょっと裏手の通りを彼女の後を付いて行きます。

静かな通りに面したビストロに案内して頂きました

お店の名前は「Chez Fernand」。「白い入口辺りの外観が可愛い

白のお洒落な外観。お店の中は赤を貴重にしたインテリアがまたとってもお洒落です。

「ちょっと狭い感じ」「こじんまりしたお店 でもチェックのテーブルクロスも外観同様に可愛いわあ

帰国後ネットで調べると「パリで人気のビストロ」と紹介を見つけましたよ。

「この時間はまだ空いているんだね。」

パリではもっと遅い時間から飲み始めるから19時位ではまだお客さんは少ないと彼女に教えて頂きました。

 

メニューは彼女にお任せします。

「見ても全然分からない~ フランス語だもん

観光客相手のお店なら英語のメニューなんかも用意されているのかも

「テーブルクロスやナプキンも赤やチェック

「とっても可愛いんだけど暗い店内だと美味しそうに撮影が出来ないのが残念 」お料理が赤っぽくなっちゃうんです・・・

「カメラのことに詳しくない私のだから撮れないんだよね

 

テリーヌやココット、サーモン料理を楽しみました。

「やっぱりフランスって美味しい

注文のお料理と一緒に山盛りのピクルスが運ばれて来ましたよ。

「このたくさんのピクルスがサービス 」「驚き

食後のデザートはシャーベットを選択。

コーヒーも頂いてもうお腹が一杯です

「一品の量の多さはフランスも同じね。」

「これって色々なお料理を注文出来ない

海外でレストランなんかでお食事すると量の多さには残念だと思っちゃいます。

 

「楽しい時間って経つのが早いよね

そろそろ教会の前の停留所からアパルトマンに戻ることにします。

「今日は月曜日」もちろんパリで働いている彼女は明日もお仕事です。

「観光に来ている私と違うもんね 。」

彼女からは美味しいと評判のパリのジャムのお土産も頂いちゃいました。

ちなみに彼女へのお土産はカレーのルー。「彼女からのリクエストです

やっぱり日本のカレールーがとても美味しいらしいですよ。

「カレーと言っても日本の味なんだよね

 

教会のバス停まで送って頂いてお別れすることに。

彼女のお住まいはエッフェル塔の方なんだそうです。

「またパリに来るからねー

リヴァプールでもそしてバルセロナやパリでも友人が暮らしています。

「いつの間にか友人を訪ねる楽しみも増えちゃった

「これはヨーロッパの旅がサッカーだけじゃなくなったぞ

 

 

 

 

続く

 


第30話《いよいよ郵便局に行きましょう!》

2023年04月25日 | 2012年パリ・モンサンミッシェル

 

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「いよいよパッキング」箱をしっかりガムテープで留めるのは緊張しますね。

「航空便で運ばれて食器類は大丈夫

「割れないようにしなきゃ

途中で箱が開いてしまわないようにするのも大切です。

ガラスや陶器はかなり重量もあるのでしっかり梱包が必要ですね。

 

郵便局で何か言われても分からないから伝票をもう一度確認

「伝票は完璧かなあ」「郵便局に行ってからの対処はかなり難しいよね

確認が出来たらオレンジの箱を持って郵便局に向けて出発

「何だか凄く大げさ

「郵便局までは2~3分の道のりでしょ

そうは言っても内心はドキドキでした

 

フランスの郵便局のカラーは黄色ですよ

「郵便局の中に入ってみよう

最初に目に飛び込んできた光景は正面のカウンター。「人々が並んでいるよ

並んでいる人を見るとカウンターは郵便物の取り扱い場所ではないみたい。

「もしかしたら箱を購入した時のカウンターかなあ。」

箱を購入したカウンターも今は混んでいて人が並んでいます。

奥の方に箱の重さを量るらしい場所が見えています。

「そちらに箱を持っていってみよう

すぐに女性の郵便局員の方が対応してくれました

もちろんこちらでもお決まりのご挨拶は大切ですね。

「ボンジュール

箱をカウンターに置いて伝票を見せます。

じっと伝票をみていた女性は最初に何か質問して来ました。

「インシュアランス」私にはそう聞こえて来ました。

「ノン

こんどは送り主のところを指して何か聞かれました。

「ホテル カンパニー」そんな単語が聞こえて来ましたよ。

名称の後ろにはホテルかカンパニーかが必要なようです。

アパルトマンをお借りした会社なので「カンパニー」と答えてみました。

笑顔で頷いて頂けたからこちらも大丈夫だったようですね。

 

簡単な英語の単語での会話で助かりました。

何とかなったとホッとしていると彼女が話しかけてきます。

「トーキョー

私の伝票の住所を指しながら聞いています。

彼女のお話だと同じタイミングで彼女の息子さんが東京に行っているらしいです。

日本では私がパリに来た頃から台風が上陸

この台風が相当な雨量だったことをネットで見ました。

東京も酷い雨で車などが立ち往生。珍しいほどの大雨だったようですね。

「パリはこんなに毎日晴天

私はとても素晴らしい観光が出来ています。

「彼女の息子さんは東京で台風の大雨に遭遇だなんて

「お母様からしたらとても心配ですよね。」

 

「これで別送は出来ました

自信がついてまたオレンジの箱を購入してアパルトマンに戻ります。

「実は部屋にはまだ入りきらない品物があるんですよ

加えて明日はモンマルトルの方を観光するつもりです。

「モンマルトルって生地屋さんの問屋街があるんだって

人気の雑貨店も多い地域らしいことも調べてあります。

「きっと荷物が増えるに決まっているよね

 

 

 

 

続く