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「国立スコットランド博物館は素晴らしかったなあ」
「これは国立スコットランド美術館にも行かなきゃ」
場所は線路の上のプリンスィズストリートガーデンズの中にある感じです。
ロイヤルスコティッシュアカデミーと並んでいます。
駅を渡る橋からもこの2つの建物はよく見えています。
「この美術館には世界の巨匠の作品が集められているんだって」
「ガイドブックに書かれているよ。」「すみません 絵のことはよく分かりません
」
「でも国立美術館も無料」「行ってみることにしよう
」
こちらも無料だからそのまま中に入って行きます。
「数々の作品が広い空間に並べられている。」「作品の多さには驚きです。」
「天井まであるような大きな作品も多くて圧巻」
「絵画のことが分からなくても見入ってしまうよねえ」
「この美術館はヨーロッパの巨匠の作品が多いんだあ」
エル・グレコとかゴーギャンの絵画もあると書かれています。
「すみません 名前は知っているんですけど
」
「絵画がよく分からなくても大丈夫」
「無料ですから得した気分です」
こちらもゆっくり見るとかなりの時間が必要な程たくさんの作品があります。
絵画に興味がある方ならきっと一日いても飽きないでしょうね。
分からない私でも1時間位はずっと観賞していました。
夕方訪ねたので閉館の時間が来てしまいましたが
美術館は線路の上を渡っている橋の上です。
橋の上からはずっと遠くはフォース湾の方まで見渡せている感じ。
「駅は下にあるからとても見晴らしが良いですよ」「和める場所です
」
線路に沿ってプリンスィズストリートガーデンズが長く延びています。
「緑が多くて気持ちいい」
多くの人達がこの美術館の前の階段に座って遠くを眺めています。
「絵を描いている人」「何だか素敵
」
「橋には民族衣装でバグパイプを演奏する人もいます」
「ずっと生演奏が聞こえている~)
「バグパイプの生演奏。」
「広くて真っ青な空」
「まるで映画の中にいるみたい。」
「もう明日帰国なんて」「こんなに過ごしやすい街。」
「明日はこの美しい歴史ある建物や安らげる街と別れるの」
「寂しくなっちゃっている私は橋の上から離れられません」
行きかう人々を眺めながらバグパイプの音楽を聴いているこの街の風景。
「神様に一番近い場所」
「スコットランドにはパワースポットがたくさんあることはご存じですよね」
「不思議な出来事も多く語り継がれてる土地です。」
「そのすべてが信じられる」「確かにそんな気がしてきます
」
こうして暫く聞いているとバグパイプから馴染みのある演奏が聞こえてきました
「アッ 『線路は続くよどこまでも』だ
」
「この曲は確かアメリカの曲だと聞いたことはあるけど。」
「それでも何だか嬉しい」「思わず口ずさんじゃいます
」
明日の帰国を前にセンチメンタルになっている心を楽しませてくれました。
「いいなあバグパイプの演奏
」
「スコットランドの風景を楽しみながら聞いていると神様を感じる」
「民族衣装も可愛くていいですね。」
国立美術館のある橋の上。まだそれほど冷たくない風を感じています。
そして日も暮れて来ました
いつからかバグパイプの演奏曲がドヴォルザークの「新世界より」になっています。
「遠き山に日は落ちて・・・」「『家路』と言う曲なんだよね」
「明日は私も家路につきます」
続く