
触覚障害というのをご存知でしょうか?
簡単に言うと触ってることが分からなかったり
何を触ってるのかよくわからなかったりする。
丸いのは分かるが、お尻かおっぱいか分からない(個人感想

というような状況。
残念ながら私の左手は発病以来そうなのだ・・

レザークラフトは触覚障害から通常に近づけるリハビリの一環。
先月より作っているノートカバーも大詰めに入る。
革にノートを挟み込むポケット部分を接着し、外周に手縫いのための穴をあける。
外縁から2mmの所に線引きし突き刺さってる黒い道具を木魚の叩き棒みたいな
モウルという道具で叩くと一度に4個の針穴が開く。これを一直線で打って行く
ためには左手の支えが重要で、良いリハビリになる。

穴を二百数十個あけて一周させ、テーブル・ポニーという架台にセットし
ロウ引きした糸の両端に針を2本つけ、両側から縫って行く。
内側の裏には飴色の豚革を張ってあり、結構本格的だ。

やっと一周終わった時はトンネル工事開通の現場監督気分。
本体とポケット接合部と4つのコーナーは補強のため二重縫いをする。

設計通りの寸法だが内側に接着剤のバリが出ていて最初はノートが入らない。
何回か内側からバリを落としB5判のノートが収まる。

思ったより良いかもしれない。

コバに硬化剤を塗り、よく磨き完成。
手縫いがきれいに出て、ちょっとだけ売り物っぽく出来た。
写真を見てくださってありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。





経験の積み重ねがそのまま作品に出る様ですね↑
以前から見守っていただき、親父に見守られて
いるようです。(^^
世代は全く逆なのにね。
とても嬉しいです。
素晴らしい作品です。(って先生か?)
切り抜いたところから赤い色が見えて
かわいらしい感じですね。
愛情を感じるな~。
切り抜いたところはレモン系か黄緑系にしたかったの
ですが、学科の指示として『下の階のお店で色つき豚
買いなさい』でしたので・・・
弟子は師匠に逆らっては職人になれないもんね(^^