しゃけの携帯写真

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磐梯山と大内宿

2010-09-09 22:58:12 | バイク ツーリング 携帯写真 風景

ホントは昨日から、走友の童子さんと一泊二日で『笹川流れ』『蔵王』『磐梯山』『奥只見』
と無謀かつ欲深な計画を実行する予定だった。
台風で中止。
ホントに中止???と自問自答し、日帰りで磐梯山に向かっちゃったのだ。
走りは磐梯山に絞って、お楽しみは会津の先の雑誌で見た大内宿と言う計画。
12時間半765Km。日帰りでは少しキツイかもね



今日は超長距離ソロ。
体力温存のため高速移動中、4500回転以上まわさない等と心に決めた。
守れたのは那須まで・・・そっから先は気がつきゃ6000回転。
ノジマ管もタンクと同色に色気づいてきやがったぜ



福島西ICを出て『磐梯吾妻スカイライン』へ直行。
スペシャルコースに乗った途端に雨。300Kmも走ってきてここで雨。
視界は10m。これじゃスカイライン抜けるだけで1時間か。忌々しい。
ここは、『卵湯』という所。10人がかりの卵の屁をかがされたような火山ガスの悪臭。



ところがところが・・・
標高1600mくらいまで上がると、雲の上に出た。
わづか数十メーター後ろが雨。雨と言うか雲だ。雨と晴れの境を撮ったのは初めてだ。



磐梯山は男っぽい山だ。空には秋の気配が漂う。
今、俺は磐梯山を走っている・・・本当に幸せなことだ。



地球は生きている。しかも若々しい。
ひたすらそのことに感動。



景色最高。バイク最高。乗り手も最高。(言うのは自由だもんね)



『磐梯吾妻スカイライン』から『磐梯レークライン』へは、裏磐梯と書かれている方へ
向かうと間違いなく行かれる。
入口は『秋元湖』の眺望が開けている。



引き続きR459から3本目の有料道路『磐梯山ゴールドライン』に入る。
3本の中では一番印象が薄いが、所々猪苗代湖が見える。
小学校以来二回目だが、なぜか湖畔に降りる気にはならなかった。
たぶん、でかすぎて河童が出そうな雰囲気がないからだと思う。



会津に着いた。会津藩、鶴ヶ城、飯盛山、会津塗、白虎隊など興味は尽きないが時間がない。
高さ57mの観音様のある『会津村』に寄ってみたが、あまり面白くなかった。
俺は、大きな女はあまり好きじゃないし・・



風にそよぐコスモス。ようやく秋の花。まだ数が少ない。



公園からの遠望。古民家の復元や庭園など60,000坪の敷地があるが、時間がないので
上から見るだけ。



会津市内からK72・K131と乗り継いで大内ダム経由で大内宿へ。
このK131が約20kmくらいあるが、有料道路のゴールドラインよりかなり楽しい道だった。
会津方面ではここは欠かせないと思う。
大内宿はメインストリートが土のままで、信州の白川郷や五霞村よりさらにタイムマシン
で来た感じの集落だ。
気のせいか、売れればいいというようなつまらない土産物は少なく、地場の手作りの
良い品が沢山売られていた。



何も食べずに走ってきてもう3時半。何を食べようかと物色するが迷ってしまう。
『鳥せいろ飯』という看板を見て行ってみるがこの時間、閉まっていた。
ふと前のほうを見ると丹精したダリアが咲いていた。
そして、下の写真の奥さんと目が合った。




『あの花をお育てに成ったのですか?』と聞こうと思ったが、なぜか『何か食べるものはありますか?』と聞いてしまった。
『餅焼いてるあたしに何んで食べ物あるかと聞くのよ?』と思ったはずだが、この女性は
そういう表情を顔に出さなかった。それを見てダリアはこの人が育てたと何故か確信した。

『お蕎麦や御餅があります。奥の入り口からおあがりになってください。』

古い友達のご家族に、会っているような気がしてきた。
あがってみると古民家の居間そのものの広い座敷だった。



蕎麦のほかに、岩魚の塩焼きと、会津料理の『こづゆ』という煮物、つけものと
『ずんだもち』という枝豆を餡子にした餅がついて1500円ぐらいだった。
こづゆは、薄味なのだが食材のうまみを引き出している。
調べてみたら貝柱やコブでだしを出すようだ。蕎麦は信州の名店に匹敵するものだ。
岩魚は養殖の鮎とは違い身がしっかりしてコクがある。
餅は良くつかれていてボリュームもある。
食器も高級品ではないがよく使われた良いものである。
蕎麦の笊を受けているのは、手彫りの木皿だし、『こづゆ』の鉢は古い会津塗りではと
思われる(違ったらごめんね)。
聞いてみたら、ただのお得セットではなく、伝統の祝い膳の形式を踏んだ料理と食器の
ようだった。それを聞いてすっかりうれしくなってしまった。

敬意を表してお店の紹介。

【こめ屋】(屋号)
南会津郡下郷町大字大内字山本16-3
電話:0241-68-2926
URL:http://komeyasoba.com/  リンク貼り付ける技術なく申し訳ない。


ここから白河ICまではわづか40km足らず。家までは300kmくらいかな?
全行程765km。今回も爺の割りにがんばりました。

写真を見てくださってありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
地下壕 (童子)
2010-09-11 21:15:11
松代象山地下壕はバイクツーで訪ねた観光地のひとつとして書きたくなかったのでブログの記事にはしませんでした。

言葉では表現できませんので実際にあの空気に触れてみてください。



返信する
松代大本営 (しゃけ)
2010-09-11 18:45:59
童子さん、薄暗い穴ぐらは松代大本営でしょ?
何かでちらっと読んだことがあります。
どんな感じだったかな。?
返信する
光と影 (童子)
2010-09-11 07:08:46
しゃけさんがずんだもちを飲み込んでいる頃
おいらは薄暗く湿った重苦しい空気の地下穴倉におりました。
返信する

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