祖母の町
ここは私にとっておばあちゃんの町。(ナイトのおばあちゃんじゃなくて私の祖母ね。)
数年前に祖母が亡くなり、祖母の家も手放してしまったので、この町には数年前から
一度も来ていません。
近くに行ったついでに、母といっしょに少しだけお散歩をして来ました。
この建物、前のレンガ造りのほうが素敵だったのに・・・といつも思います。
クリスマスシーズンになると、大きなリースがかかって綺麗でした。
私が住んでいるところとは違って「相変わらずここは都会だわ~。」なんて思いながら歩きました。
このパン屋さんもおばあちゃんとの思い出になっています。
おばあちゃんの家に泊まると、朝食のパンはいつもここのパン屋さんのものでした。
ちょっと特徴があるパンなので、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私は
大好きなパンとパイがあってよく食べました♪
昔はよく行った有栖川公園にも行くつもりでしたが、ここに来る前に歩きすぎて
疲れてしまったのでとりやめに。
おばあちゃんのお家はもうないわよね・・・なんて話ながら、一応見に行ってみると
まだそのままありました!
しかもいつもロックされている門が開いている・・・
入り口付近だけこそっと入ってきました(そ・・・それって不法侵入!?)。
さすがにお庭は荒れていて、池には何も泳いでおらず落ち葉だらけ。
おばあちゃんがいつも可愛がっていた蛙さん(石の置物)もないなぁ。。。
で、この↓ただの石。
おばあちゃんのお話では・・・
なんでも徳川家将軍(何代目か聞いたけど忘れました)が江戸に来たとき、将軍様が
座った石だとか・・・(ありえない:笑)。
しかも鶴と亀の形を合わせた形だとか・・・(これも無理がある)。
昔、祖父に支払いが出来なかった人がそう言って、お金の代わりに祖父がその人からいただいたそうです(笑。
これが価値のある石だったら相続の対象か形見分けされる訳ですが、それもなく
ここに置いてきぼりってことは・・・(笑。
その話を祖母から聞いたときに「おじーちゃん、信じちゃったのね。」と子供の頃に
言ったら、笑っていました。
おじいちゃん、太っ腹な人だったのねぇ。。。
お家を壊すとしたら、この木も切っちゃうのかな。もったいないなぁ。。。
そういえば、この木に「なんでロープが?」と思ったら
ナント!ヘビだったという事がありました。
ここは都会のド真ん中なのにですよ~。
ほんの2、3分でしたが、何か温かいものを感じて帰ってきました。
今後また近くに行く機会があったら、覗きに行ってみようかしら~(笑)。