冬休みにお宿で寛ぐジョンの写真を見て,お気づきの方もいらっしゃったかもしれませんが、
ジョンはたまにオムツを着用しています。(オムツパット+オムツカバーです。)
「たまに」と言うのは、漏れてしまう時が寝ている時や横になってリラックスしている時に限られているため、
その時だけつけてもらっています。
量もだーだー出る訳ではなく、ごく少量です。
でも少量とは言ってもその都度お掃除するのは面倒だし、私は床で犬達とゴロゴロするのが大好きなので、
(いくらお掃除をしたとしても)やはりじゅたんにチョコチョコと漏れるのはちょっと・・・という訳で
たまにオムツをしてもらっています。
ジョンは夜眠る時は(夫と同じ部屋にある)ケージの中なので、オムツをして窮屈な思いをするより、ちょっとくらい漏れてもいいかなーと
思ってつけていません。
床暖房が大好きなジョン。
ナイトやジェットだけの時は (暑がりなので) 床暖房はなるべくつけないようにしていましたが、
ジョンが来てからは、いつもダイニングだけつけています。
日向ぼっこをしている爺ちゃんのような表情です。
ジョンの腎機能に全く問題はなく、血液検査やレントゲン、エコー検査でも特に気になる事はありませんでした。
ちっちもれに対するお薬は今のところ飲ませていません。
ジョンは一生、癲癇(てんかん)のお薬を飲み続けなければいけないので、痛みがあるとか、先生からお薬を
強く勧められる場合でなければ、(抗癲癇薬以外は)なるべく飲ませたくないと思っています。
なので、食べ物とハーブ、そしてたまにおムツ着用で大きな問題なく過ごしています。
初めてオムツをつけた時はちょっと嫌がりましたが、オムツ着用の後はジョンの好きな事をしてあげるようにしたり、
「褒め褒め作戦」をしたら受け入れてくれるようになりました。
オムツをつけた時には「ジョン!カッコいいねっ!」「これでマントもつけたらスーパーマンみたいよ~♪」などなど、
褒めちぎると尻尾フリフリで嬉しそうにしています。
アイバロさんで買ったものなのですが、このオムツカバーはサスペンダーがついていて、脱げたりずれたりするのを
防いでくれるのでかなり良いと思います。
「ストラップ」って書いちゃいましたけど、サスペンダーですね(^_^;)
ただこのオムツカバー、ジョンは一番大きなサイズを使っているのですが、小柄なジョンでちょうど良いとなると、
普通の男の子ゴルはサイズ的に難しいかも…と思います。
(ナイトやジェットは絶対にはけないサイズです。)
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ちっちもれ(尿漏れ)について、少し書いておこうと思います。
(私はただの素人ですので、詳しい事や「むむむ?」な事はきちんとした獣医さんに聞いて下さい。)←無責任(^_^;)
「尿」ができるまでは省きますが・・・
尿は膀胱に一旦溜められます。
(膀胱は筋肉でできていて、尿が膀胱にたまっている間はその筋肉がゆったりと広がっている状態になっています)。
膀胱に尿が入っているのに、外に流れ出てこないのは、膀胱の出入り口にある尿道括約筋が
しっかりと締まっているためです。
膀胱に溜まった尿を出す時は、それまでゆったりしていた膀胱の筋肉がぐっと縮まり、
逆に尿道括約筋が緩む事によって尿を出すことができます。
正常な排尿のためには、それらの筋肉と神経が正常に働いている事が必要です。
=尿漏れの原因=
・先天性の異常
(泌尿器やその周辺の奇形、または脊椎や骨の異常による神経圧迫など)
・尿道括約筋機能不全(先天性・後天性)
・腎機能の異常
・ホルモンの減少
(ホルモン(主にエストロゲン)は、膀胱の筋肉の働きや尿道括約筋の働きなどに関与しているため、ホルモンの減少で
尿漏れが起こる事がある)
・高齢により、膀胱に尿を溜めておく筋肉の虚弱(通常は8~9歳以降)
などなどの原因がありますが、他にも様々な病気と関連して起こることも・・・。
=チェックポイント=
・初めて尿漏れをしたのはいつか
・どんな時に出る(漏れる)のか
・どのくらいの回数、量がでるのか
・飲水量はどのくらいか
・通常(漏れ以外の)排尿はどうか
・利尿剤や抗けいれん薬の服用の有無
・神経症状の有無
=検査=
・問診も大きな割合を占めるので、普段からしっかり犬を見てメモしておくと良い。
・尿路感染症、膀胱炎、腎疾患、前立腺疾患、甲状腺機能疾患などなど、他の病気の疑いはないか
獣医師が診察してくれます。
主にする検査は、血液検査、検尿、レントゲン、エコーなどですが、必要に応じて別の検査をする場合もあると思います。
=治療=
【病院で】
・考えられる異常に対する薬の服用
・先天的な奇形が原因の場合は、必要に応じて手術をする場合がある。
・ホルモン剤(エストロゲン)の服用
女性ホルモンで知られるこのホルモンは、尿道括約筋や膀胱の働きに大きく影響しているとされているため
ホルモン低下が原因の場合はホルモン剤の服用により改善が期待できる。
【自宅で】
・サプリ、食事でのケアなど
~大豆イソフラボンを摂る。
「大豆イソフラボン」は「植物性エストロゲン」とも言われ、エストロゲンに似た構造、作用をすると言われています。
(エストロゲンを増やす食べ物は…大豆、お豆腐、納豆、豆乳、きな粉、枝豆、小豆など)
エストロゲンの過剰摂取は副作用があります。特にホルモン剤を服用中の犬は、食事内容について獣医師に相談する事。
~カボチャの種も良いと言われているようです。
ビタミンB、脂肪酸、タンパク質、亜鉛が豊富。尿量増加による浄化作用で尿路の衛生に
効果があると言われています。
~ハーブなど
我が家の場合は、今のところは食事とハーブ、そしてマッサージ(我が家の場合、マッサージなのか
ただ私が犬にしつこくしているのか分かりませんが:笑)でケアしています。
効果はと言うと・・・
それまで意識してケアしていた食事やハーブの内容から、「ちっち漏れ対策」を意識した内容に変えた事により
漏れる量はかなり減りましたが、完全になくなる事はありません。
あとやはり、旅行後や遊び過ぎた後など、いつも以上に疲れると、漏れる頻度も多くなります。
ですがジョンはちっちもれを全く気にしていないようですし、獣医さんからも特に積極的な治療を勧められない上
漏れる量も少ないので、ジョンが苦痛でなければ、ちょっとくらい漏れてもい~や♪と思いながら、
緩~りとケアしています。
ジョンの場合は、高齢によるものとの事ですので、(痛みや苦痛があるなら何とかしたいと思いますがそうではないので
積極的な治療はせず)長く生きさせてもらっているありがたい代償として我が家は解釈しています。←お気楽すぎ?
ただジェットがねぇ~・・・ジョンのちっち漏れが気になって仕方がないのですよ~。
ジョンがちょっと漏らしてしまった時は・・・
「ねぇジョン!何でお部屋のおトイレでしないの!?」とジョンに聞いたり・・・
その場所をクンクンしては・・・
「ママ!ボクもここ(トイレ以外)でちっちしていいの?」と聞いてきたり・・・。
ジェットなりに疑問がいっぱいなようです。
ジョンのケアより、ジェットへの説明の方が大変かもしれません(笑。
ジェット君の 疑問
ママに聞いてくる。。。目に浮かびます
不思議なんでしょうね。
じゅわ~と一瞬漏れてしまったのです。
その時、横にいたジェットがそれを見て「あ~~(゜o゜)!」という顔をしていました。
その表情が人間みたいで面白かったです(笑。