*長文です*
酷いとしか言いようがない医療ミスを、かかりつけ病院の院長にされました。
そのせいでジェットは酷く苦しみ、
本来の寿命ではなく、
それより短い寿命にさせられてしまいました。
かかりつけ医(院長)は腫瘍の専門医なので、
「腫瘍に関してだけは間違いない」と信頼して通っていた事を、
今もずっと後悔し続けています。
どのような医療ミスか、
先に、思いっきり要約して書きますと…
3年間以上もの間、
1〜2ヵ月に1度の頻度で必ず検診に通っていました。
その検診で、
実際は腫瘍が大きくなる様子がしっかり写っていたにも関わらず、
院長はなぜか「小さ過ぎてまだ写らない」と言い続けていました。
そして最後の検診で初めて、
「10センチ大の腫瘍がある」と言われたのです。
これだけ要約してしまうと、
なにそれ❓❓❓と思う人がほとんどでしょう。
今も忘れられない院長との会話も含め
記録の意味もあって詳しく書いておきたいと思います。
ざっと読みたい方は、
この下にザザーっと進んでいただき
私と院長の会話(ブルーとピンクの文字)のところから
読んでいただけたら…と思います。
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我が家のかかりつけ医だったのは、
東京都八王子市にある「南大沢ど○ぶ○病院」。
担当のH院長は、日本獣医がん学会に所属し、
全国に数十人しかいない
腫瘍の専門医(獣医腫瘍科認定医I種)←[認定医番号:027]
です。
私が最も愛する犬種、ゴールデン・レトリーバーは癌がとても多い犬種です。
(そもそも犬の死因の1位はガンと言われていますが。)
癌は早期発見がとても重要なので、
日頃から腫瘍の専門医に診てもらうのが安心だと思い、
先代ナイト、里親で迎えたジョン、
そしてジェットはパピーで我が家に迎えた時からずっと通っていました。
それが、こんな初歩的な酷い医療ミスをされるなんて、
想像すらしていませんでした。
以下、その経緯です。
【2016年7月1日:南大沢ど○ぶ○病院にて】
ドッグドック(検診)で肝臓に腫瘍が2つ見つかる。(症状はナシ)。
手術するかどうかの判断のため、
4日後にキャミック練馬(動物専用のCTセンター)で造影CT検査をすることに。
【2016年7月5日:キャミック練馬にて】
全身麻酔下で、造影CT検査。
結果は、肝臓の腫瘍は2つとも良性の可能性が高い。
このCT検査で脾臓にも腫瘍が見つかったが、これも良性の可能性が高く
南大沢ど○ぶ○病院のエコーには写らなかったほど小さいため、
今後、経過観察をし、急激に大きくなるなど異変があれば手術をすることに。
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その後もずっと、1〜2ヶ月に1度、
「南大沢ど○ぶ○病院」で必ず定期検診を受け続ける。
その検診での結果は、毎回同じ。
肝臓(かんぞう)の腫瘍→大きさや形状など特に変化なし。
脾臓(ひぞう)の腫瘍→小さ過ぎてエコーにはまだ写らない。
とH院長に言われ続ける。
毎回、検診のたびに同じその状態であることから、
腫瘍が見つかった1年後の2017年夏頃からは
「ずっと変化がないので、肝臓の腫瘍も脾臓の腫瘍もやはり良性で間違いないですね。」
とH院長に言われる。
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【2019年5月5日:南大沢ど○ぶ○病院にて】
1〜2ヶ月に一度通っている、いつもの定期検診で行ったこの日、
肝臓に新たに腫瘍(今回で3つめ)が見つかる。(症状はナシ)。
今まであった肝臓の2つの腫瘍は大きさ、形状とも特に変化なし。
「脾臓の腫瘍は小さ過ぎてまだ写らない」と院長に言われる。
手術するかどうかの判断のため、キャミック練馬で造影CT検査をすることに。
【2019年5月12日:キャミック練馬にて】
全身麻酔下で、造影CT検査。
新たに見つかった肝臓の腫瘍、過去に見つかった肝臓の腫瘍、
前回の造影CT検査で見つかった脾臓の腫瘍、そして今回新たにCTで見つかった脾臓の腫瘍も
すべて良性の可能性が高いとの事。
引き続き今まで通り、「南大沢ど○ぶ○病院」で
1〜2ヶ月に1度、必ず定期検診を続け、
腫瘍が急激に大きくなるなど異変があれば手術をする事に。
【2019年6月23日:南大沢ど○ぶ○病院にて】
いつもの定期検診。
検査結果は今までとずっと同じ結果で
肝臓の腫瘍→大きさや形状など特に変化なし。
脾臓の腫瘍→小さ過ぎてエコーにはまだ写らない。
との事。
【2019年8月30日:南大沢ど○ぶ○病院にて】
いつもの定期検診。
検査結果は今までと同じで
肝臓の腫瘍→大きさや形状など特に変化なし。
脾臓の腫瘍→小さ過ぎてエコーにはまだ写らない。
との事。
H院長から「今回見つかった腫瘍も良性の可能性が高そうですね。
この子はこういう良性腫瘍が出来やすいタイプかもしれません。」と言われる。
3年前、2016年に見つかった腫瘍もすべて良性でほぼ間違いないし、
ジェットは過去、皮下に良性腫瘍がいくつもできて、その都度、細胞診検査をしてもらい、
手術で摘出したものも病理検査の結果、すべて良性でした。
なので、そういうタイプなのかもと安心する。
【2019年10月中旬以降】
ジェットのとる姿勢によって、腹部が少し膨らんでいる?…と気になる時があり。
週に一度、自宅で体重測定をしていて、この時、体重が1キロ増えていました。
3年間以上、1〜2ヶ月に1度、必ず腫瘍の専門医のH院長に検診を受け続けていて
肝臓の腫瘍も特に問題なく、
私が最も恐れている脾臓の腫瘍も(小さ過ぎて)エコーに写らないままで、
これも特に問題ないと言われている。
だから大きな病気ではないだろうし、いつも通り毎日元気でお散歩し、
ごはんを食べ、ご機嫌に暮らし、
尻尾フリフリで毎日可愛い笑顔を見せてくれている。
毎日の歯磨き時に口腔内チェックをしても見る限り貧血もないし、口臭もない。
目の白目部分の黄疸もない。
お耳の内側の皮膚の色も問題ない。
リンパの各箇所それぞれも、触る限り腫れも違和感もない。
だからお腹が少し膨らんでいる気がするのは、体重増加分、少し太ったのかな?と。
シニアは代謝が落ちるから、ごはん(パピー時代からずっと手作り食)をさらに見直そうかな、
などと思いつつ、
何か、どこか嫌な予感がして…
旅行の後に行く予定だった検診を前倒しして、旅行の前日、
いつも通り、約2ヶ月ぶりの検診に行くことに。
【2019年11月1日:南大沢ど○ぶ○病院にて】
約2ヶ月ぶりのいつもの定期検診。
1〜2週間位前から、腹部の膨らみが少し気になるため、
太っただけかもしれないけれど、よく診てくださいと伝えてから
ジェットを預けて検査してもらう。
結果、
H院長にこの時、いきなり、初めて❗️
「10センチを超える大きな腫瘍がある」と言われる。
--以下、その時の院長との会話です。--------
ブルーの文字→H院長
ピンクの文字→私
です。
「えっと、、、10センチくらいの腫瘍がありますね。」
「10センチちょっと、10センチ大ですかね。」
「じゅ…10センチですか!?!? 」
「…場所はどこですか?」
「それがですね〜、場所が分からないんですよね〜。」
「えっと〜、、、」
「・・・・・」
「えっとですねぇ、、、」
「・・・・・」
「肝臓か、脾臓か、、、その間か、、、。」
「肝臓か脾臓かその間???」(←何それ???)
「肝臓か脾臓かその間って… 写ってるんですよね?
エコーに写っているのに場所が分からないって、そんな事あるんですか?」
【すると院長は自分で「場所が分からない」と言ったにも関わらず
脾臓の画像を私に見せて】
「えっと〜、ここなんですけどね〜。」
「肝臓(かんぞう)の腫瘍は大きさなど毎回教えていただいていましたが、
脾臓(ひぞう)の腫瘍は小さ過ぎてエコーにはまだ写らないって、
ずっと先生はおっしゃっていましたよね???」
「え〜っとぉ…」
「・・・・・」
【院長はかなり焦っている様子。
下を向いておでこを擦り、首を左右に少しゆらゆら揺らし、
少し黙り込んだ後に、間を置いて】
「えっとぉ………。」
「・・・・・」
「写ってましたよ。」
(!?!?!?!)絶句。。。
先代ナイトが脾臓が原発(と予想される)血管肉腫で亡くなったため、
私は「脾臓の腫瘍」を何よりも非常に恐れていました。
なので、検診のたびにH院長に「脾臓はどうですか???」と
毎回、しつこく、何度も聞いていて、
その度にH院長は「小さ過ぎてまだ写らない。」と言っていたのです。
私は怒鳴りたい爆発寸前の怒りをぐっと抑えて
今はとにかく
10センチの巨大な腫瘍が体の中にあるジェットをとにかく早く助けなければ!
その腫瘍が破裂したらたぶん即死、
とにかく、今はジェットを最優先しなければ!!
そう強く思い、
怒りをぐぐっと抑え込んで、院長の説明をそのまま聞くことにしました。
すると院長は何事もなかったように、
脾臓の画像を3枚並べて私に見せました。
その3枚の画像は、2ヶ月おきのそれぞれの検診時の画像。
6月末、8月末、そして今回11月1日の検診時の画像でした。
それを見てみると、
院長が「小さ過ぎてまだ写らない。」と
ずーっと言い続けていた脾臓の腫瘍が、ちゃんと写っている!
CTにしか写らなかった脾臓の腫瘍はいったい
いつからエコーにも写っていたの😡⁉️
ずーっと「小さ過ぎてまだ写らない」と言っていたのに
初めてエコーに写ったのはいつなのよ😡💢⁉️
そう思いましたが、それをH院長に問い詰めたい気持ちよりも、
出された3枚の画像に意識を吸い寄せられました。
画像をよく見てみると…
6月末は2センチ、
次の8月末の検診で3倍の6センチに、
その約2ヶ月後の今回11月1日の検診では、さらに2倍の10センチ大になっている。
H院長は検診のたびに「小さ過ぎてまだ写らない。」とずっと言い続けていたのに、
私が最も心配していた脾臓の腫瘍は急激に大きくなる様子が、
本当は検診のたびに何度もきっちりと写っていたのです。
私は大急ぎで画像に写った腫瘍の大きさ(サイズ)のメモを取りました。
(↑私はいつもすぐにメモを取り、記録しておくタイプ)
その私を見て、「ハッ!」と焦ったように大急ぎで画像を消すH院長。
一体、どこでどうしてこのような酷いミスをしたのか。。。
怒鳴りたい気持ちをグッと抑え、
汚い言葉で怒鳴りつけたい気持ちを抑え込んで…
ジェットのために、今から私はどうすべきか、、、、
それをとにかく考えました。
この後、動物病院の医療ミス②に続きます…
↓病院に行った際の記録や検査結果などなど。
病院で先生が言った事は毎回必ずメモに取り、帰宅後すぐに記録してすべて保存してあります。
【追記】
日本獣医がん学会のリンクが切れていたので
2022年8月にリンク先をすべて訂正しました。
リンクが切れているのを、わざわざメールで教えてくださった方、
ありがとうございます❗️