京都長岡天神というと、実はサントリービール工場があり今まで何度か訪れた所である。
その長岡天神に今日はビール以外の目的で訪問する事になった。
目的はある人。
この人は昨日のワイン試飲会で始めてお会いした人であるが、結構面白い人で、何故かもう一度会ってみたいと言う気にさせる人だった。
朝から弁当を持って出掛けた。
まるでピクニック気分である。
駅まで迎えに来て貰う事にしていた。
駅を下りて指示された方に歩いていくと軽四に乗った彼が居た。
直ぐに車に乗って走ったのだが、昨日とはまるで別の方向に向かっている。
車だから色々行き方もあるのだろうと方向音痴の私は思っていた。
しかし車が止まったのは全く違う所。
或る不動産屋さんのところであった。
彼は言った。
「うちの何もしない副社長です。」
紹介の仕方は色々あるが、初めて会って翌日の人に、全く初めての人を紹介して貰うのにこういう紹介のされ方も珍しい。
色々話を聞いていて、この人が、結局彼の仕事に食いついてきている人だという事がおぼろげながら判った。
人は色々な欲を持っている。
欲は人を惑わせる。
惑いの渦がそろそろ見え始めた。
その不動産屋を出て、昨日のマンションに着いた。
着くまでに色々話は聞いていた。
一つ可成り驚いた事があった。
それはこの人の奥さんの事である。
どうも私の高校の同級生か一級上の人のような感じなのだ。
実家もよく聞けば私が知っている所だ。
最近こういう話付いている。
期待よりも何となくゾッとするものを感じた。
入っていったのは隣の瀟洒な邸宅だった。
表札は彼の名字になっている。
なるほど・・・。
私にはその瞬間におおよその事は理解できた。
しかし、真実はもっとオドロオドロしていた。
玄関で待っていると奥さんが出て来た。
記憶にはない顔だった。
紹介を受けて色々話をしていたのだが、どうやら居級上の人らしかった。
そこで私の従姉妹の話をすると、クラスが一緒だったらしい。
私の名字を知っていた。
しかも、高校では合唱団に所属してたというのである。
私はもう一度その顔を見直してみた。
しかし・・・。
矢張り見た事がない。
先輩だし、当時は女性には特に興味がなかったからだろうか。
実は不思議な符合はこれだけではない。
あれも、これも。
マンションに場所を移して話していると、そこにいた女性を介して、色々それこそこれでもかと言うくらい出て来たのである。
一体これは・・・。
世の中には不思議な話というのは幾つかある。
これは私にとってその不思議な話の一つである。
内容の全ては書けない。
しかしこういう事があるのである。
長岡天神、忘れられない不思議な土地である。
その長岡天神に今日はビール以外の目的で訪問する事になった。
目的はある人。
この人は昨日のワイン試飲会で始めてお会いした人であるが、結構面白い人で、何故かもう一度会ってみたいと言う気にさせる人だった。
朝から弁当を持って出掛けた。
まるでピクニック気分である。
駅まで迎えに来て貰う事にしていた。
駅を下りて指示された方に歩いていくと軽四に乗った彼が居た。
直ぐに車に乗って走ったのだが、昨日とはまるで別の方向に向かっている。
車だから色々行き方もあるのだろうと方向音痴の私は思っていた。
しかし車が止まったのは全く違う所。
或る不動産屋さんのところであった。
彼は言った。
「うちの何もしない副社長です。」
紹介の仕方は色々あるが、初めて会って翌日の人に、全く初めての人を紹介して貰うのにこういう紹介のされ方も珍しい。
色々話を聞いていて、この人が、結局彼の仕事に食いついてきている人だという事がおぼろげながら判った。
人は色々な欲を持っている。
欲は人を惑わせる。
惑いの渦がそろそろ見え始めた。
その不動産屋を出て、昨日のマンションに着いた。
着くまでに色々話は聞いていた。
一つ可成り驚いた事があった。
それはこの人の奥さんの事である。
どうも私の高校の同級生か一級上の人のような感じなのだ。
実家もよく聞けば私が知っている所だ。
最近こういう話付いている。
期待よりも何となくゾッとするものを感じた。
入っていったのは隣の瀟洒な邸宅だった。
表札は彼の名字になっている。
なるほど・・・。
私にはその瞬間におおよその事は理解できた。
しかし、真実はもっとオドロオドロしていた。
玄関で待っていると奥さんが出て来た。
記憶にはない顔だった。
紹介を受けて色々話をしていたのだが、どうやら居級上の人らしかった。
そこで私の従姉妹の話をすると、クラスが一緒だったらしい。
私の名字を知っていた。
しかも、高校では合唱団に所属してたというのである。
私はもう一度その顔を見直してみた。
しかし・・・。
矢張り見た事がない。
先輩だし、当時は女性には特に興味がなかったからだろうか。
実は不思議な符合はこれだけではない。
あれも、これも。
マンションに場所を移して話していると、そこにいた女性を介して、色々それこそこれでもかと言うくらい出て来たのである。
一体これは・・・。
世の中には不思議な話というのは幾つかある。
これは私にとってその不思議な話の一つである。
内容の全ては書けない。
しかしこういう事があるのである。
長岡天神、忘れられない不思議な土地である。