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相棒Season9 最終回2時間スペシャル「亡霊」(その2)片山雛子メイン<追記しました>

2011年03月10日 10時10分30秒 | 相棒
最初と最後に追記しました。


「なんでもお見通しなんですねぇ。ちょっとうっとうしい」
女王の風格。片山雛子。


それを演じる木村佳乃さんを見ていると佳乃様と呼ばせていただきたくなってしまいます。


雛子議員役で始めて相棒にお出になった時から、その存在感はすごいと思っていましたが、今回のお話のキーパーソン、そして、コーディネーター、そして、視聴者をもっとも混乱させたのは雛子議員ではないでしょうか?

最後の最後まで敵か味方か? 本多篤人を守ろうとしているのか無きものにしようとしているのかがわかりませんでしたし、本心が見えませんでした。

敬意を払って、小野田官房長の後を継ぐ「狸」と呼ばせていただきます。

「私は何も言ってませんわ」とさらっとしらをきる剛胆っぷり。
右京さんに追及されながらも、あそこまで平然と感情も本心も出さずにいる人物は少なかったですよね。


そして、最後には今回の事件を元に自分の権力を強めたところは、官房長以上の狸なんじゃないかとも思ってしまいました。
小野田官房長は度々右京さんに邪魔されて目的を完遂できなかったことがありますからね。


でも、利用したとしても、雛子議員が官房長の遺言を忠実に実行したことだけは確かなんだと思えます。
小野田官房長の遺言を伝える時も、感情的に官房長が亡くなったことに対しての過剰な悲哀を見せないところも、さすが雛子議員。
そういうところが「ほんとに~? 何か裏があるんじゃないの~?」と思わせてしまいますけどね。


番組冒頭の本多篤人を釈放する際の対面の仕方が既に怪しいですからね。
尊大な椅子への座り方。
有無を言わせぬ本多篤人への命令。
単純に命を助けてもらったと信じるには抵抗がありますよね。


労りとか微塵も感じられないから、後々本多親子にふりかかる災難に元は雛子議員が裏で糸を引いているんじゃないかと疑ってしまいました。

「私はあなたたちの味方よ」の台詞もその後に空々しく、本多親子を海外に逃がすと言っては、捜査一課に捕まえさせた時は、やっぱりこの人は味方じゃなかったんだ><と思ってしまいましたもん。

あとで、警視庁に保護するのが一番安全ということがわかるんですが、そういうことも一切口にしないですもんね。
すべては、あとですべてしらを切りとおすためなところが用意周到。


番組前半の真実が全く読めなくて、もやもやとフラストレーション溜めながら見なければいけなかったのは、全て雛子議員の言動が元凶だったと思います。


そうなんですよ。
前半は、誰の言葉や行動を信じていいのか解らず、助けられたはずの本多篤人は狙われっぱなし、色んなところから圧力かかって身動きが取れない警視庁サイドの人間達。
「何がどうなっているのーー」と叫びたくなりました。

茉莉さんも信じられませんでしたものね。
特に茉莉さんが、雛子議員に連絡したあとに、篤人が襲われた時は、茉莉さんも敵なのーーと悲嘆にくれてしまいました。
その誤解はすぐに解けましたけど。


そんな誰もが信じられない中で、唯一信じていいのは右京さんの信念の確かさと、それについていく神戸の相棒右京さんへの信頼かな。

あと、伊丹んの刑事魂。

その部分は、またあとでじっくり書きたいと思います。


<追記>
すべてがわかってから見返すと、雛子議員の言動の端々に過剰ではないけれど、小野田官房長への哀悼の気持ちがちゃんと見てとれますね。




映画館で8回見て、なおかつ、買ってしまったブルーレイ豪華版でございます。


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