見終わった後、とてもおだやかな気持ちになれました。
「あいのうた」らしい終わり方だなぁって思いました。
橋の上。
みんなが歩いている。
その内、優二が少し遅れ出し、そして、痛みに苦しみ出す。
しかし、優二を心配してみんなが振り返った時、優二は笑い…そのまま、倒れた。
病院。
優二に洋子が付き添っている。
起き上がった優二が牧野医師が話しかける。
「覚悟しておいてください」
そして、入院を勧めるが、優二は断る。
「だって、もうすぐクリスマスだよ」
優二の熱心な頼みに牧野医師も聞き入れる。
「あいちゃん、最高のクリスマスにしようね」
「はい」
病院の廊下では子供達と房子達が待っていた。
彼らを見て、優二は開口一番。
「みんな、クリスマスだぞ」
あっけにとられるみんな。
「お父さん、大丈夫なの?」亜希が心配そうに聞く。
「大丈夫だよ」
「やったぁ!」隼が優二に抱きつく。
「大、ありがとな、ホームラン」
「うん」大が誇らしげにうなづく。
「あ、うちでクリスマスパーティーやるからな。欠席は認めないぞ」
明るくみんなに話しかける優二。
「そうか。クリスマスだね。よし。盛り上がろう! ね、柳沼くん」と房子。
「はい。やりましょう! パーッと。いや、ドカンと」と柳沼くん。
飯塚さんも負けじと「やるよ」ゴキ!「お!」
飯塚さん、また、腰を痛めたようです。
こ、こんな感動的なシーンで、また飯塚さん笑わせてくれます。
あくまで笑顔を見せ続け、病気のことは何も言わずに、クリスマスの話をする優二にすでにうるうるだったのですが。
「やったぁ!」って叫んだ隼の姿に涙がこぼれました。
大丈夫じゃないだよね…。
LOFT。
ツリー選びをする優二達。
自分達より背の高いツリーを選ぶ。
店員が洋子に「奥様。お届けしますか?」と話しかける。反応しなかった洋子。
変わりに優二が「持って帰ります」と答えて、洋子は自分が奥様と呼ばれたことに気づく。
思わず笑ってしまう。
ツリーを5人で持って帰る最中、教会を見つける。
「こんなところがあったんだね」という洋子。
片岡家。
子供達の寝顔を見つめる優二。
洋子はリビングで子供の頃を思い出していた。
サンタの格好をして、他人の家庭の楽しそうなクリスマスパーティーを見ていた。
寒いのに、悲しいのに、その幸せそうな風景から目が離せなかった。
優二が話しかける。
「サンタクロース信じてた?」
「信じてたよ。でも、私のところには来てくれないんだと思ってた。でも、今年は目の前にいるし」
プレゼントをあげる人って意味もあるかもしれないけど、私は、優二が洋子にとっていろんなものを運んできてくれたサンタクロースのような人だという風に受け取りました。
「何欲しがってるんだろうな? あいつら。プレゼント」と優二が聞くと、洋子はすらすらと答える。
「隼はプレレーンだね。亜希ちゃんはファービー人形が欲しいみたい。大くんはね、ちょっと高いけど天体望遠鏡が欲しいんだよ」
「そうなんだ。すごいね、あいちゃん」
笑いあう二人。
「クリスマスってさ。なんだと思う?」洋子が聞く。
「今、生きてることを感謝する日、かな?」優二が答える。
「そっか」
優二の言葉が重いです。
「あいちゃん。クリスマス終わったらサ、このうち出て行って欲しいんだ。その方がいいと思う」
「言ってることは分かるよ」洋子はうなづいて、でも、きっぱりと言う。「でも、いやです。だって、分かるもん。片岡・・・さんは、私に本当はいて欲しいと思ってる。一緒にいたいと思ってくれてる」
「あいちゃん、でもさ」
「もう、それ以上言うと怒るよ。暴れるよ。かなり怖いよ。あたし」
笑いながら、すごんで見せる洋子。
次の瞬間二人は笑いあう。
「大丈夫、私は」
洋子が出て行かなくてよかったです。予告を見てからすごく心配していたんです。
洋子がきっぱり断ってくれてよかった。
そして、改めて、洋子が愛されていることを実感できていてよかったです。
ファミレスのお昼休み、川べり。
洋子と房子がお昼を食べている。
「あたし、初めてだからさ、家でクリスマスパーティーとかやるの」と、洋子。
「そっか、神様も平等じゃないねー」と房子。
「あんたは好きそうだよね。クリスマスとか」と洋子が呆れ気味に言うと「わかる?」と
即答の房子。「いろいろあったなぁ。クリスマスの思い出。例えば」といって房子、洋子に何かと耳打ちする。
聞いて呆然となる洋子。「マジで?」
「はい。マジでーす」明るく答える房子。
「あんた怖すぎ。そんな…」
「あ、今、そんなかわいい顔してって言おうとしたでしょ?」
図星を刺されてやーな顔になる洋子、「いいえ」と言ってから、複雑そうな表情になる洋子。
それに気づいて、房子「どうした?」と聞く。
優二に出て行ってくれと言われたことを話す洋子。
「自分がいなくなった後の私を心配してそう言ってるんだ。最後を見られたくないし、私が子供達をしょいこんじゃうんじゃないかって」
「それで?」
「大丈夫。びしっとしかっておいたから。だって、一人じゃだめなんだもん、あの人。それに、私、あの子達と一緒にいたいの」
「愛した人の子だもんね、一緒にいたいよね」
房子の言葉に、洋子、一瞬「え?」と驚いた顔をして、それから、ゆっくりと幸せそうに笑いながらうなづく。
「でもさ、あたしはさ、すごく楽しんでるんだ。クリスマス。でもさ、彼はさ、最後のクリスマスだと思ってるんだよね。そう思うとさ。やっぱりちょっと辛い」
泣き出した洋子を、房子が抱きしめる。
「今だけ…ごめん」房子にもたれる洋子。
最後のクリスマスという言葉にはやっぱり洋子と一緒に泣いてしまいました。
『あの人一人じゃだめだもん』ていう台詞がすごく幸せそうだったから、余計でした。
それにしても、房子のクリスマスの過去も気になりますね。
前にもありましたよね。房子の耳打ち。房子、かわいい顔して何をやってたんでしょう?
警察署前。
片岡家の子供達が飯塚さんに手品を教わりに来てた。
「頼ってくれたんだ、おじさんを」と喜んだ飯塚に「他に誰も思いつかなかったから」と水を差す亜希、そして、隼が「ほんとにできるの?」ととどめを刺す。
警察署内。
柳沼&優二&桃子&課長でクリスマスの話で盛り上がっている。
課長は家族と。
眼鏡の婦警さんみどりちゃんは「仕事です」
ももこちゃんは「好きな人はいるんだけど、誘ってくれないんです」と勝負に出てみたが、柳沼は一向に気がつかず。
ももこちゃん、まだまだあきらめてないみたいですね。
眼鏡のみどりちゃんは土曜日も仕事? え? 聞いちゃいけない?
警察署屋上。
優二が柳沼を誘い出し、「俺がいなくなったら、あいちゃんを頼む」とお願いした。
「でもさ、恋人になってくれつってんじゃないぞ。いろいろ考えて助けてやってくれつってるだけだから。だってよ。あいちゃん好きだもん、俺。くやしいもん、そんなの」
「大丈夫ですよ。そんな可能性ないですから」と柳沼が苦々しく答えると、「やったぁ」と小躍りする優二。
そんな優二から、目をさらして、柳沼「でも、やです。分かりましたって言うのやだ。
片岡さんがいなくなるの認めるみたいでやです」
柳沼の方を抱く優二。
『あいちゃん好きだもん』で涙がぶわって吹き出ちゃいました。優二のストレートの気持ちが聞けて嬉しかったです。
柳沼くんのすね方、かわいかったですね。
ここで、「分かりました」って言わなくてよかったです。
おもちゃ売り場。
プレゼントのおもちゃを選びながら、「最後のクリスマスか」と一人呟く優二。
かまど。
子供達は自分達で手品の練習をしている。
飯塚さんないがしろ。
書店。
相変わらず、料理の本をメモる洋子。と、今日は房子付き(笑)
橋の上。
洋子と柳沼が出会う。
「どうしたの?」
「あいさんに会いたくなって」
固まる洋子。
笑い出す柳沼。
「そんな困った顔しないでくださいよ。冗談です」
柳沼、急に真面目になって、「もし、片岡さんじゃなくて、俺があいさんを引き取っていたら全然違う展開になってたかもしれないじゃないですか」
「そっかなー」と軽くいなす洋子。
「くやしーなー」うなる柳沼。「なんか、綺麗になってるし、あいさん」
「恋してるからね」あっさり返す洋子。
「言いますね」
「はい」きっぱりと洋子。
「あいさん。がんばりましょう」手を差し出す柳沼。その手をゆっくり握る洋子。
「ありがとう。よろしくお願いします。これからも。ありがとう、柳沼君。あ、下の名前なんだっけ?」
「ユウスケです」
「ああ、そうだっけ?」
「ええ? なんか段々飯塚さんみたいになってきてるし、最近」と苦笑する柳沼。
つられて笑う洋子。
えっと、私も柳沼くんの下の名前知りませんでした。ごめんなさい。
柳沼くんもまだあきらめてなくて、で、洋子には相変わらず、全然その気はないんですね。
冷たいのはわざとなのかな?
でも、「片岡さんじゃなかったら」はちょびっと、柳沼失礼だぞって思いました。
だって、洋子は優二のことが好きなんだから、そんな例え出すなって言うんですよね。
かまど。
子供達に頼られちゃって手品を教えてる、と、房子に嘘ぶく飯塚。
「大丈夫なの?盛り上がる? 盛り上がらなかったら飯塚さんのせいだからね」と冷たい
反応の房子に「ええー?」な飯塚。
店員さん、子供達もびっくりな仕掛けをしてはどうだろうと、かぶった帽子を脱ぐとそこには花が咲いていた。マジック同好会だったらしい。
頭に乗っかった花を見て、「なぜだろう。なんでこんなにうらやましいんだろう?」とかまどの大将。
もしかして、頭に何か欲しい人?
病院。
何もしてあげられなくてごめんなさいと謝る牧野医師。感謝していると優二。
これだけは覚えていて、と牧野医師が言う。
「人間は命があるから生きてるんじゃなくて、生きたいから。そのために命があるの」
いい言葉ですね。
ただ生きてるんじゃなくて、生きたいという意志があるから生きてるんですね。
片岡家。
クリスマスパーティーが始まる。
子供達が3人は飯塚、房子、柳沼から自分くらいの大きさのプレゼント入りの靴下をもらう。
房子から柳沼くんへは、赤いマフラー。
房子から飯塚さんへは、編む前の毛糸。「ごめん、時間なかったの」それでも、喜ぶ飯塚。
子供達の手品が始まる。
大くんの折り紙を浮かす魔術はネタが分からなかったです。
亜希の番になって、亜希が手品を始めずに、じっと優二を見つめる。
「どうした?」
「お父さん、亜希、へたくそなの。でも、来年はもっとうまくなるし、その来年はもっとうまくなるから」泣き出す亜希。「泣かないって約束したろ?亜希」大が言う。
「ごめんなさい。がんばります」
見事に手品をやってのける亜希。
「最後に・・・」そう言って、また止まる亜希。
大丈夫だよと言いたげにうなづく。優二。
がんばれ、亜希と声をかける洋子。
二人にはげまされて、亜希は見事に帽子から花を出す。
子供達を抱きしめる優二。
飯塚が、帽子を覗き込んだら、噴出す、銀色の紙吹雪。
「雪だ」
「メリークリスマス」
「メリークリスマス」
みんなはしゃいで紙吹雪を巻き上げて、雪を降らせる。
亜希の台詞に号泣です。
来年も見ていて欲しい。みんなが願っていることです。
そして、飯塚さんはここでもお笑い担当。でも、毛糸でもうれしそうだから、いいか。
大人達の帰り道。
房子が「来年もやろう」と宣言する。同意する柳沼と飯塚。3人で腕を組んでかけてく。
房子ちゃんに腕を組まれた飯塚さんが本当にうれしそうでした。
片岡家。
寝静まった子供達の部屋に優二がプレゼントを思って訪れる。
そこには子供達からのサンタさんへの手紙がおいてあった。
「サンタさんへ プレゼントはいりません。我慢するので、お父さんをずっとお家にいさせてください」
子供達の寝顔を幸せそうに見つめる優二。
子供達の手紙に号泣です。これも予告にあったんですよね。
分かってても泣いてしまう。それが「あいのうた」です。
優二の部屋。
机の上にプレゼントが置かれている。
あけて見ると中にはアロハシャツが入っていた。
メッセ^自カードには『メリークリスマス。夏になったらう海に連れて行ってください』と書かれていた。
洋子の部屋。
ベッドにプレゼントが置かれていた。
中には白いブラウスが入っていた。
メッセージカードには、
『メリークリスマス。夏にはこれ着たあいちゃんが見たいなぁ、なんてね!』
洋子、ブラウスを抱きしめて涙ぐんだ。
優二と洋子、思うことは一緒なんですね。心が繋がっているんですね。
洋子、一人、教会を訪れていた。
教会の中には誰もいなかった。
ただ、静かにろうそくの火が灯っていた。
『私は不思議と母と話がしたくなった。お母さん、あなたはどこで誰とクリスマスを向かえていますか?私はあなたに愛されないことを恨んで着たけど、今は違います。きっと、あなたも愛されたことがないんじゃないかと。だから、愛し方が分からなかったんじゃないかと思うようになりました。愛する人のおかげで。ありがとう。私を生んでくれて。ありがとう。あなたが生んでくれたから、私は愛する人とめぐり合うことができました』
洋子はようやく母親の呪縛から逃れられたんですね。素直に母親を愛せるようになっている。
すごいですね。
優二も教会にやってきた。
「あいちゃん、心配したよ。どっか行っちゃったかと思ってさ」
「どこにも行かないよ、私は」
「教会が何してたの?」
「お母さんに話してたんだ。私を生んでくれてありがとうって言ってたの。今、幸せですって言ったんだ。今、幸せです。この先どんなことがあっても、私は幸せですって。片岡…さん。優二さん。ありがとう。あなたに出会えてよかった」
「こちらこそ。ありがとう。あいちゃん」
「メリークリスマス」
「メリークリスマス」
「帰ろうか。あいちゃん」
「うん」
優二が小さな洋子の手を握り、そして、二人で歩き出す。
教会のドアを開けると、外は降りしきる雪、雪、雪。
二人、見つめあい微笑む。
『ありがとう優二さん。あなたに教えてもらいました。この世界はなんて素敵なんだろう』
『この後の話を少しだけしようと思う』
季節は桜の季節になっている。
警察署の屋上。
柳沼はようやくももこが好きなのは自分だと気づく。
「気づくの遅い?」
「はい」
「結局俺はいっつも自分の気持ちばっかりだったんだよな。人の気持ちに気づかない。
ごめんね。でも、うれしい。ありがとう。自信もてる。最近、飯塚さんに似てる気がして
凹んでたんだ。お昼一緒にいこっか」
柳沼くんも、自分のことにようやく気づいたみたいです。遅い!
それが治ったの、かな? ん? でも、まだ、若干自己中の匂い?
川べり。
飯塚さん大告白。
「房子ちゃんのことがずっと好きだったんだ。つきあってください」
「嘘!」とびっくり房子。
「嘘ってかなり分かりやすかったというか、一杯サイン出したと思うんだけど。
気がつかなかった?」
「全然、まったく」房子、瞬殺。
かなり凹む飯塚。
「飯塚さん。ごめんなさい」きっぱり断る房子。「あたし、結構夢があるって言うか。まだまだ恋したいんだ。だからさ。いつかさ。危険な恋みたいなのに疲れちゃってさ。癒し系って言うか『いい人がいればいいっかー』っていうと時が来るかもしれないじゃない。だからさ。それまで待ってて」
「はあ。それはどのくらい?」と聞く飯塚。
「10年とか?」
「長っ」思わず、つっこんで、でも、「待ちます」という飯塚。
「うん、よかった、よかった」
笑いあう二人。
房子ちゃん、ひどいこと言ってますよね?飯塚さんとは『恋』できないって言い切ってますよね。危険な恋に疲れたらって、房子ちゃん、これからどういう恋をしていく気なんでしょう? 耳打ちの内容といい、気になります。
片岡家。
洋子が朝食を作っている、時間になり、子供達を起こしに行く。
フライパンを打ち鳴らして。
リビングには5人で撮った写真が飾られている。
『春。優二さんが宣告された命の期限がもう目の前に迫っている』
部屋からねぼけ眼で出てきて、にかっと笑う優二。
「おはよう」
『病気が治った訳じゃないし、そんな奇跡は無理なのかもしれない』
5人一緒に歯を磨いている。
『でも、今も彼は
笑顔で私の前にいてくれる。愛する人がいてくれること、そして、愛されている幸せを
噛み締めるように私は生きている』
洋服を持って子供達を追いかける洋子。
『愛なんていらないって言っていたあの私がだ』
食卓についていただきますを言う5人。
『それに、ほんのほんの少しだけ思う。こうやって笑って生きてさえいれば、ありえない
奇跡だって起きてしまうかもしれない。だって、一度は死のうとした私が今こうしているのだって奇跡みたいなものだから』
『この後の話を少しだけしようと思う』ってナレーションが入った時、もう優二がいなくなった後の話をするのかと思いました。
だから、洋子は子供達と暮らしてるんだなと、思ってみてたら、洋子のナレーションにあれ?ってなりました。
でも、そういえば、あと半年の命だから3月が期限だったんですね。
寝ぼけた優二の姿を見た時、涙が出そうになりました。
奇跡が起こるかもしれないという洋子が幸せそうに笑っていて。
ああ、本当にそうなればいいねぇってほんわか幸せな気分になりました。
はっきりと奇跡が起こるとか、優二が死にませんでした、とか、そういうラストにはならなかったけれど、なんか、すごくすごく幸せな気分になりました。
それから、布団に入って、『お願いだから、優二にずっと生きてて欲しい』って思って泣きました。
最終回が始まってからずっと『奇跡が起きて欲しい』と思ってました。
いつ「もう、優二は死なない」って言ってくれるかずっと待ってました。
それはおとずれなかったけれど、でも、まだ諦めないでいいんですよね?
まだ、奇跡を信じてていいんですよね。
そう信じていられるということは、こういう終わり方でよかったんだなぁと思います。
「愛すること」とか「生きること」を教えられたドラマでしたね。
『死』を前にして笑っていられる優二が好きでした。
笑顔にあんなに心が締め付けられるとは思いませんでした。
笑顔っていろんな意味があるんですね。
笑顔にこんなに泣かされるとは思いませんでした。
このドラマにはずいぶんと泣かされました。
洋子の愛されてなかった過去の切なさに泣かされました。
洋子が幸せになってからは、幸せそうだと言って泣きました。
そして、優二の笑顔に泣きました。
もう、泣いて泣いて泣きまくりました(笑)
それは押し付けられた悲しみじゃなくて、心の底から湧き出てくる涙でした。
そして、笑わせてももらいました。
その笑いが全然ストーリーの邪魔にならないんですよね。
心をあったかくしてくれる笑いでした。
そして、キャラがよかったですね。
人物がとても丁寧に書かれていて、その人のよさというのがすごく出ていました。
その人らしさがいつまでも変わることなく、安心して見れました。
ゆったりと流れる時間の中、劇的なことが起こるでもなく、ストーリーは進んで行きましたが、でも、目が離せませんでした。
いつの間にか、ドラマが終わっているほど、見ている時間が短く感じていました。
こんなドラマ、今までなかったです。
最後に主題歌のこと。
『プレゼント』が最後の最後のキーワードでしたね。
「何気ない毎日」がプレゼント。
私もプレゼントしてあげたかったです。
すべてが終わってしまって名残おしくて、いつまでも語っていたい気もしますが、一旦アップします。
もし、時間があったら、また追加記事をアップします。
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「あいのうた」らしい終わり方だなぁって思いました。
橋の上。
みんなが歩いている。
その内、優二が少し遅れ出し、そして、痛みに苦しみ出す。
しかし、優二を心配してみんなが振り返った時、優二は笑い…そのまま、倒れた。
病院。
優二に洋子が付き添っている。
起き上がった優二が牧野医師が話しかける。
「覚悟しておいてください」
そして、入院を勧めるが、優二は断る。
「だって、もうすぐクリスマスだよ」
優二の熱心な頼みに牧野医師も聞き入れる。
「あいちゃん、最高のクリスマスにしようね」
「はい」
病院の廊下では子供達と房子達が待っていた。
彼らを見て、優二は開口一番。
「みんな、クリスマスだぞ」
あっけにとられるみんな。
「お父さん、大丈夫なの?」亜希が心配そうに聞く。
「大丈夫だよ」
「やったぁ!」隼が優二に抱きつく。
「大、ありがとな、ホームラン」
「うん」大が誇らしげにうなづく。
「あ、うちでクリスマスパーティーやるからな。欠席は認めないぞ」
明るくみんなに話しかける優二。
「そうか。クリスマスだね。よし。盛り上がろう! ね、柳沼くん」と房子。
「はい。やりましょう! パーッと。いや、ドカンと」と柳沼くん。
飯塚さんも負けじと「やるよ」ゴキ!「お!」
飯塚さん、また、腰を痛めたようです。
こ、こんな感動的なシーンで、また飯塚さん笑わせてくれます。
あくまで笑顔を見せ続け、病気のことは何も言わずに、クリスマスの話をする優二にすでにうるうるだったのですが。
「やったぁ!」って叫んだ隼の姿に涙がこぼれました。
大丈夫じゃないだよね…。
LOFT。
ツリー選びをする優二達。
自分達より背の高いツリーを選ぶ。
店員が洋子に「奥様。お届けしますか?」と話しかける。反応しなかった洋子。
変わりに優二が「持って帰ります」と答えて、洋子は自分が奥様と呼ばれたことに気づく。
思わず笑ってしまう。
ツリーを5人で持って帰る最中、教会を見つける。
「こんなところがあったんだね」という洋子。
片岡家。
子供達の寝顔を見つめる優二。
洋子はリビングで子供の頃を思い出していた。
サンタの格好をして、他人の家庭の楽しそうなクリスマスパーティーを見ていた。
寒いのに、悲しいのに、その幸せそうな風景から目が離せなかった。
優二が話しかける。
「サンタクロース信じてた?」
「信じてたよ。でも、私のところには来てくれないんだと思ってた。でも、今年は目の前にいるし」
プレゼントをあげる人って意味もあるかもしれないけど、私は、優二が洋子にとっていろんなものを運んできてくれたサンタクロースのような人だという風に受け取りました。
「何欲しがってるんだろうな? あいつら。プレゼント」と優二が聞くと、洋子はすらすらと答える。
「隼はプレレーンだね。亜希ちゃんはファービー人形が欲しいみたい。大くんはね、ちょっと高いけど天体望遠鏡が欲しいんだよ」
「そうなんだ。すごいね、あいちゃん」
笑いあう二人。
「クリスマスってさ。なんだと思う?」洋子が聞く。
「今、生きてることを感謝する日、かな?」優二が答える。
「そっか」
優二の言葉が重いです。
「あいちゃん。クリスマス終わったらサ、このうち出て行って欲しいんだ。その方がいいと思う」
「言ってることは分かるよ」洋子はうなづいて、でも、きっぱりと言う。「でも、いやです。だって、分かるもん。片岡・・・さんは、私に本当はいて欲しいと思ってる。一緒にいたいと思ってくれてる」
「あいちゃん、でもさ」
「もう、それ以上言うと怒るよ。暴れるよ。かなり怖いよ。あたし」
笑いながら、すごんで見せる洋子。
次の瞬間二人は笑いあう。
「大丈夫、私は」
洋子が出て行かなくてよかったです。予告を見てからすごく心配していたんです。
洋子がきっぱり断ってくれてよかった。
そして、改めて、洋子が愛されていることを実感できていてよかったです。
ファミレスのお昼休み、川べり。
洋子と房子がお昼を食べている。
「あたし、初めてだからさ、家でクリスマスパーティーとかやるの」と、洋子。
「そっか、神様も平等じゃないねー」と房子。
「あんたは好きそうだよね。クリスマスとか」と洋子が呆れ気味に言うと「わかる?」と
即答の房子。「いろいろあったなぁ。クリスマスの思い出。例えば」といって房子、洋子に何かと耳打ちする。
聞いて呆然となる洋子。「マジで?」
「はい。マジでーす」明るく答える房子。
「あんた怖すぎ。そんな…」
「あ、今、そんなかわいい顔してって言おうとしたでしょ?」
図星を刺されてやーな顔になる洋子、「いいえ」と言ってから、複雑そうな表情になる洋子。
それに気づいて、房子「どうした?」と聞く。
優二に出て行ってくれと言われたことを話す洋子。
「自分がいなくなった後の私を心配してそう言ってるんだ。最後を見られたくないし、私が子供達をしょいこんじゃうんじゃないかって」
「それで?」
「大丈夫。びしっとしかっておいたから。だって、一人じゃだめなんだもん、あの人。それに、私、あの子達と一緒にいたいの」
「愛した人の子だもんね、一緒にいたいよね」
房子の言葉に、洋子、一瞬「え?」と驚いた顔をして、それから、ゆっくりと幸せそうに笑いながらうなづく。
「でもさ、あたしはさ、すごく楽しんでるんだ。クリスマス。でもさ、彼はさ、最後のクリスマスだと思ってるんだよね。そう思うとさ。やっぱりちょっと辛い」
泣き出した洋子を、房子が抱きしめる。
「今だけ…ごめん」房子にもたれる洋子。
最後のクリスマスという言葉にはやっぱり洋子と一緒に泣いてしまいました。
『あの人一人じゃだめだもん』ていう台詞がすごく幸せそうだったから、余計でした。
それにしても、房子のクリスマスの過去も気になりますね。
前にもありましたよね。房子の耳打ち。房子、かわいい顔して何をやってたんでしょう?
警察署前。
片岡家の子供達が飯塚さんに手品を教わりに来てた。
「頼ってくれたんだ、おじさんを」と喜んだ飯塚に「他に誰も思いつかなかったから」と水を差す亜希、そして、隼が「ほんとにできるの?」ととどめを刺す。
警察署内。
柳沼&優二&桃子&課長でクリスマスの話で盛り上がっている。
課長は家族と。
眼鏡の婦警さんみどりちゃんは「仕事です」
ももこちゃんは「好きな人はいるんだけど、誘ってくれないんです」と勝負に出てみたが、柳沼は一向に気がつかず。
ももこちゃん、まだまだあきらめてないみたいですね。
眼鏡のみどりちゃんは土曜日も仕事? え? 聞いちゃいけない?
警察署屋上。
優二が柳沼を誘い出し、「俺がいなくなったら、あいちゃんを頼む」とお願いした。
「でもさ、恋人になってくれつってんじゃないぞ。いろいろ考えて助けてやってくれつってるだけだから。だってよ。あいちゃん好きだもん、俺。くやしいもん、そんなの」
「大丈夫ですよ。そんな可能性ないですから」と柳沼が苦々しく答えると、「やったぁ」と小躍りする優二。
そんな優二から、目をさらして、柳沼「でも、やです。分かりましたって言うのやだ。
片岡さんがいなくなるの認めるみたいでやです」
柳沼の方を抱く優二。
『あいちゃん好きだもん』で涙がぶわって吹き出ちゃいました。優二のストレートの気持ちが聞けて嬉しかったです。
柳沼くんのすね方、かわいかったですね。
ここで、「分かりました」って言わなくてよかったです。
おもちゃ売り場。
プレゼントのおもちゃを選びながら、「最後のクリスマスか」と一人呟く優二。
かまど。
子供達は自分達で手品の練習をしている。
飯塚さんないがしろ。
書店。
相変わらず、料理の本をメモる洋子。と、今日は房子付き(笑)
橋の上。
洋子と柳沼が出会う。
「どうしたの?」
「あいさんに会いたくなって」
固まる洋子。
笑い出す柳沼。
「そんな困った顔しないでくださいよ。冗談です」
柳沼、急に真面目になって、「もし、片岡さんじゃなくて、俺があいさんを引き取っていたら全然違う展開になってたかもしれないじゃないですか」
「そっかなー」と軽くいなす洋子。
「くやしーなー」うなる柳沼。「なんか、綺麗になってるし、あいさん」
「恋してるからね」あっさり返す洋子。
「言いますね」
「はい」きっぱりと洋子。
「あいさん。がんばりましょう」手を差し出す柳沼。その手をゆっくり握る洋子。
「ありがとう。よろしくお願いします。これからも。ありがとう、柳沼君。あ、下の名前なんだっけ?」
「ユウスケです」
「ああ、そうだっけ?」
「ええ? なんか段々飯塚さんみたいになってきてるし、最近」と苦笑する柳沼。
つられて笑う洋子。
えっと、私も柳沼くんの下の名前知りませんでした。ごめんなさい。
柳沼くんもまだあきらめてなくて、で、洋子には相変わらず、全然その気はないんですね。
冷たいのはわざとなのかな?
でも、「片岡さんじゃなかったら」はちょびっと、柳沼失礼だぞって思いました。
だって、洋子は優二のことが好きなんだから、そんな例え出すなって言うんですよね。
かまど。
子供達に頼られちゃって手品を教えてる、と、房子に嘘ぶく飯塚。
「大丈夫なの?盛り上がる? 盛り上がらなかったら飯塚さんのせいだからね」と冷たい
反応の房子に「ええー?」な飯塚。
店員さん、子供達もびっくりな仕掛けをしてはどうだろうと、かぶった帽子を脱ぐとそこには花が咲いていた。マジック同好会だったらしい。
頭に乗っかった花を見て、「なぜだろう。なんでこんなにうらやましいんだろう?」とかまどの大将。
もしかして、頭に何か欲しい人?
病院。
何もしてあげられなくてごめんなさいと謝る牧野医師。感謝していると優二。
これだけは覚えていて、と牧野医師が言う。
「人間は命があるから生きてるんじゃなくて、生きたいから。そのために命があるの」
いい言葉ですね。
ただ生きてるんじゃなくて、生きたいという意志があるから生きてるんですね。
片岡家。
クリスマスパーティーが始まる。
子供達が3人は飯塚、房子、柳沼から自分くらいの大きさのプレゼント入りの靴下をもらう。
房子から柳沼くんへは、赤いマフラー。
房子から飯塚さんへは、編む前の毛糸。「ごめん、時間なかったの」それでも、喜ぶ飯塚。
子供達の手品が始まる。
大くんの折り紙を浮かす魔術はネタが分からなかったです。
亜希の番になって、亜希が手品を始めずに、じっと優二を見つめる。
「どうした?」
「お父さん、亜希、へたくそなの。でも、来年はもっとうまくなるし、その来年はもっとうまくなるから」泣き出す亜希。「泣かないって約束したろ?亜希」大が言う。
「ごめんなさい。がんばります」
見事に手品をやってのける亜希。
「最後に・・・」そう言って、また止まる亜希。
大丈夫だよと言いたげにうなづく。優二。
がんばれ、亜希と声をかける洋子。
二人にはげまされて、亜希は見事に帽子から花を出す。
子供達を抱きしめる優二。
飯塚が、帽子を覗き込んだら、噴出す、銀色の紙吹雪。
「雪だ」
「メリークリスマス」
「メリークリスマス」
みんなはしゃいで紙吹雪を巻き上げて、雪を降らせる。
亜希の台詞に号泣です。
来年も見ていて欲しい。みんなが願っていることです。
そして、飯塚さんはここでもお笑い担当。でも、毛糸でもうれしそうだから、いいか。
大人達の帰り道。
房子が「来年もやろう」と宣言する。同意する柳沼と飯塚。3人で腕を組んでかけてく。
房子ちゃんに腕を組まれた飯塚さんが本当にうれしそうでした。
片岡家。
寝静まった子供達の部屋に優二がプレゼントを思って訪れる。
そこには子供達からのサンタさんへの手紙がおいてあった。
「サンタさんへ プレゼントはいりません。我慢するので、お父さんをずっとお家にいさせてください」
子供達の寝顔を幸せそうに見つめる優二。
子供達の手紙に号泣です。これも予告にあったんですよね。
分かってても泣いてしまう。それが「あいのうた」です。
優二の部屋。
机の上にプレゼントが置かれている。
あけて見ると中にはアロハシャツが入っていた。
メッセ^自カードには『メリークリスマス。夏になったらう海に連れて行ってください』と書かれていた。
洋子の部屋。
ベッドにプレゼントが置かれていた。
中には白いブラウスが入っていた。
メッセージカードには、
『メリークリスマス。夏にはこれ着たあいちゃんが見たいなぁ、なんてね!』
洋子、ブラウスを抱きしめて涙ぐんだ。
優二と洋子、思うことは一緒なんですね。心が繋がっているんですね。
洋子、一人、教会を訪れていた。
教会の中には誰もいなかった。
ただ、静かにろうそくの火が灯っていた。
『私は不思議と母と話がしたくなった。お母さん、あなたはどこで誰とクリスマスを向かえていますか?私はあなたに愛されないことを恨んで着たけど、今は違います。きっと、あなたも愛されたことがないんじゃないかと。だから、愛し方が分からなかったんじゃないかと思うようになりました。愛する人のおかげで。ありがとう。私を生んでくれて。ありがとう。あなたが生んでくれたから、私は愛する人とめぐり合うことができました』
洋子はようやく母親の呪縛から逃れられたんですね。素直に母親を愛せるようになっている。
すごいですね。
優二も教会にやってきた。
「あいちゃん、心配したよ。どっか行っちゃったかと思ってさ」
「どこにも行かないよ、私は」
「教会が何してたの?」
「お母さんに話してたんだ。私を生んでくれてありがとうって言ってたの。今、幸せですって言ったんだ。今、幸せです。この先どんなことがあっても、私は幸せですって。片岡…さん。優二さん。ありがとう。あなたに出会えてよかった」
「こちらこそ。ありがとう。あいちゃん」
「メリークリスマス」
「メリークリスマス」
「帰ろうか。あいちゃん」
「うん」
優二が小さな洋子の手を握り、そして、二人で歩き出す。
教会のドアを開けると、外は降りしきる雪、雪、雪。
二人、見つめあい微笑む。
『ありがとう優二さん。あなたに教えてもらいました。この世界はなんて素敵なんだろう』
『この後の話を少しだけしようと思う』
季節は桜の季節になっている。
警察署の屋上。
柳沼はようやくももこが好きなのは自分だと気づく。
「気づくの遅い?」
「はい」
「結局俺はいっつも自分の気持ちばっかりだったんだよな。人の気持ちに気づかない。
ごめんね。でも、うれしい。ありがとう。自信もてる。最近、飯塚さんに似てる気がして
凹んでたんだ。お昼一緒にいこっか」
柳沼くんも、自分のことにようやく気づいたみたいです。遅い!
それが治ったの、かな? ん? でも、まだ、若干自己中の匂い?
川べり。
飯塚さん大告白。
「房子ちゃんのことがずっと好きだったんだ。つきあってください」
「嘘!」とびっくり房子。
「嘘ってかなり分かりやすかったというか、一杯サイン出したと思うんだけど。
気がつかなかった?」
「全然、まったく」房子、瞬殺。
かなり凹む飯塚。
「飯塚さん。ごめんなさい」きっぱり断る房子。「あたし、結構夢があるって言うか。まだまだ恋したいんだ。だからさ。いつかさ。危険な恋みたいなのに疲れちゃってさ。癒し系って言うか『いい人がいればいいっかー』っていうと時が来るかもしれないじゃない。だからさ。それまで待ってて」
「はあ。それはどのくらい?」と聞く飯塚。
「10年とか?」
「長っ」思わず、つっこんで、でも、「待ちます」という飯塚。
「うん、よかった、よかった」
笑いあう二人。
房子ちゃん、ひどいこと言ってますよね?飯塚さんとは『恋』できないって言い切ってますよね。危険な恋に疲れたらって、房子ちゃん、これからどういう恋をしていく気なんでしょう? 耳打ちの内容といい、気になります。
片岡家。
洋子が朝食を作っている、時間になり、子供達を起こしに行く。
フライパンを打ち鳴らして。
リビングには5人で撮った写真が飾られている。
『春。優二さんが宣告された命の期限がもう目の前に迫っている』
部屋からねぼけ眼で出てきて、にかっと笑う優二。
「おはよう」
『病気が治った訳じゃないし、そんな奇跡は無理なのかもしれない』
5人一緒に歯を磨いている。
『でも、今も彼は
笑顔で私の前にいてくれる。愛する人がいてくれること、そして、愛されている幸せを
噛み締めるように私は生きている』
洋服を持って子供達を追いかける洋子。
『愛なんていらないって言っていたあの私がだ』
食卓についていただきますを言う5人。
『それに、ほんのほんの少しだけ思う。こうやって笑って生きてさえいれば、ありえない
奇跡だって起きてしまうかもしれない。だって、一度は死のうとした私が今こうしているのだって奇跡みたいなものだから』
『この後の話を少しだけしようと思う』ってナレーションが入った時、もう優二がいなくなった後の話をするのかと思いました。
だから、洋子は子供達と暮らしてるんだなと、思ってみてたら、洋子のナレーションにあれ?ってなりました。
でも、そういえば、あと半年の命だから3月が期限だったんですね。
寝ぼけた優二の姿を見た時、涙が出そうになりました。
奇跡が起こるかもしれないという洋子が幸せそうに笑っていて。
ああ、本当にそうなればいいねぇってほんわか幸せな気分になりました。
はっきりと奇跡が起こるとか、優二が死にませんでした、とか、そういうラストにはならなかったけれど、なんか、すごくすごく幸せな気分になりました。
それから、布団に入って、『お願いだから、優二にずっと生きてて欲しい』って思って泣きました。
最終回が始まってからずっと『奇跡が起きて欲しい』と思ってました。
いつ「もう、優二は死なない」って言ってくれるかずっと待ってました。
それはおとずれなかったけれど、でも、まだ諦めないでいいんですよね?
まだ、奇跡を信じてていいんですよね。
そう信じていられるということは、こういう終わり方でよかったんだなぁと思います。
「愛すること」とか「生きること」を教えられたドラマでしたね。
『死』を前にして笑っていられる優二が好きでした。
笑顔にあんなに心が締め付けられるとは思いませんでした。
笑顔っていろんな意味があるんですね。
笑顔にこんなに泣かされるとは思いませんでした。
このドラマにはずいぶんと泣かされました。
洋子の愛されてなかった過去の切なさに泣かされました。
洋子が幸せになってからは、幸せそうだと言って泣きました。
そして、優二の笑顔に泣きました。
もう、泣いて泣いて泣きまくりました(笑)
それは押し付けられた悲しみじゃなくて、心の底から湧き出てくる涙でした。
そして、笑わせてももらいました。
その笑いが全然ストーリーの邪魔にならないんですよね。
心をあったかくしてくれる笑いでした。
そして、キャラがよかったですね。
人物がとても丁寧に書かれていて、その人のよさというのがすごく出ていました。
その人らしさがいつまでも変わることなく、安心して見れました。
ゆったりと流れる時間の中、劇的なことが起こるでもなく、ストーリーは進んで行きましたが、でも、目が離せませんでした。
いつの間にか、ドラマが終わっているほど、見ている時間が短く感じていました。
こんなドラマ、今までなかったです。
最後に主題歌のこと。
『プレゼント』が最後の最後のキーワードでしたね。
「何気ない毎日」がプレゼント。
私もプレゼントしてあげたかったです。
すべてが終わってしまって名残おしくて、いつまでも語っていたい気もしますが、一旦アップします。
もし、時間があったら、また追加記事をアップします。
何か、他の記事を見にいらした時にでもついでに探してみてください。
今まで私の「あいのうた」レビューを読んでいただいてありがとうございました。
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たとえ奇跡が起こっても起こらなくても、洋子の幸せは不変です。
きっと、純粋にそう確信する事こそが、奇跡を起こすんだと思います。
洋子と優二の明るい未来を確信しましょう!
ちょうど私もシキシマ博士さんのところにお邪魔していました。
洋子が言いきったから、何があろうと洋子の幸せは変わりませんね。
私も洋子と優二の明るい未来を信じます。
信じる心をこのドラマからもらいました。
ほんとにいいドラマでしたね。
こんなに優しくて暖かいドラマをくれてありがとうと言いたいです。いつまでも何らかの形で語り継ぎたいですね。
もう片岡一家に会えないかと思うとドラマなのに真剣にさみしいです。。語り継ぎましょう!
見終わった後はとても穏やかな気持ちになれたんですけど、いざ眠ろうとなったら「死んで欲しくない」という気持ちが湧きあがってきてしまいました。
そうですね。病気は完治しなくても、死に至ることがないってことは事例的にもありえますもんね。やっぱり、そういうのって生きる気力だったり、周りからの愛がそうさせるんですよね。科学的な因果関係はないですけど、でも、そう信じたくなります。
病気が治るラストをずっと思い描き続けて来ましたけど、そんな劇的なラストはいらなかったですね。
何気ない日常を書き続けたこのドラマに最良のラストだったと思います。
心の財産ですねー。こんなに心にいろんなものを残ししてくれたドラマはありませんでした。
私も真剣にさみしいですよ。いつまでもいつまでも彼らを見続けていたかったです。
語り継いで行きましょう。
「木更津キャッツアイ」のように視聴率が悪くても熱烈なファンが多くて、2本映画ができちゃうかもしれません。
せめて、夏の日の彼らを見たいですよね。
このドラマらしいラストだと思いました。
あの、”アロハ”と”白いワンピ”を着た二人が砂浜に見えます!(って、お前は予言者かよ!?)
家族と仲間できっと行ってると思います!
勿論そこには”ももこ”も一緒に(笑)人との係わりを大切にするこの仲間ですからね!
所で、gooの文字数って10000字ってなってるのに、9900手前で投稿出来なかった(;;)お陰で感想書けなかったよ、、、(ここで、文句言ってもしょうがないけど同じgooだったからつい、、ごめんなさい。)
はい、このドラマらしいこれ以上ないってくらいのラストでした。
アロハと白いワンピの姿が見えます~。でも、涙で曇ってすぐ見えなくなりました(笑)
ももこも一緒ならクリスマスお仕事でさみしかったであろうみどりちゃんも誘ってはいかがでしょう? みどりちゃんも彼らと触れることで優しくなれるといいですよね。
gooの文字制限ですが、多分、文字色を変えるとそれも文字情報として数えられるんだと思うんです。うちの記事も正確には一万文字ないです。1記事に収めるために、ランキングの案内を削りました。本文は削れなかったんです^^;
お互いgooの愚痴は言い合いましょう。
でも、gooを使い続けてるということはいいところもあるから使ってるんですが(と、フォローも入れておく・笑・でも、ほんとです)
やっとこさPCが返ってきて復帰できました。遅くなってごめんなさい。
記事をアップしてから、日を改めてもう1回最終回を見たのですが、もう涙ボロボロでした。家を出て行ってほしいと言った優二に洋子がいやだといった場面、洋子が房子にだけ辛さを打ち明ける場面、亜紀ちゃんが泣きながら手品をする場面…様々な場面で泣きました。
最後、片岡家の穏やかな日常がこれからも続いていくと思わせる終わり方は良かったと思います。でも、夏にアロハシャツを着てる優二と白いワンピースを着ている洋子の姿が見てみたかったなぁ…。
本当にいいドラマでしたね。
何回見ても泣いてしまいますよね。私もDVDにダビングするために編集してて、ちらりと見えたシーンだけで泣いてしまいました。
ラストはほんとよかったですね。劇的な回復とかなかったですけど、あの日常が今(春)も続いていて、そして、未来へと繋がっているかもしれないという期待が持てました。
日常を描き続けてきたドラマらしい終わり方でした。
アロハと白ワンピ姿が一瞬でも見せてくれるとよかったですよね。
ほんとにいいドラマでした。
私にとって、今年一番のドラマです。