北京市内にある伝統的な民居 四合院 は、元の時代(1271~1368年)に建てられ始めた。 北京に残っている多くのものは、清の時代(1644~1911年)から1930年代にかけて造られたものだという。 四合院 は平屋と2階建て以上があるが、北京では 平屋 が一般的。 四合院の " 四 " の字は、 東西南北の四面 を表している。 " 合 " は 取り囲む という意味で、 " 院子 " (中庭) を囲んで四方が壁または家屋に囲まれた建物のことをいう。 構造は 封建時代の宗法や礼儀、道徳観の影響から、南北を中軸線にして家屋と庭が対照的に並んでいる。 四合院は、 門構え を見れば、主の職業や地位が分かるようになっていた。 例えば門石が四角いのは文官、丸いのは武官の家柄だ。 四合院には、貴族達が住んだ豪奢なものから庶民が住んだ一般的な建物まで、規模に差こそあれ、この建築様式に大差はないという。
<■北京の四合院--和敬公主府■> | ||
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