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紅焼 は調理法の一種で、肉や魚などを醤油、砂糖などの調味料で煮込むこと。中国では 肉 一字であれば豚肉を指す。 紅焼肉 (ホンサオロー)とは、 豚肉の醤油煮込み のことである。一般的に、紅焼肉では皮付き豚バラ肉を使用する。我が家では、バラ肉の代わりに 骨付き豚肉 と薄切りの生姜、調味料、砂糖少々、醤油適量、酒少々を加え、一晩かけてじっくり煮込んだ。その後、大根や人参の乱切りとゆで卵を加えて更に煮込み、美味しい紅焼肉が出来上がったので、義父母と三人で仲良く食べた。じっくり煮てあるので、骨と肉が分離しやすく、美味しくて、会話も弾んだ。食事も終わるころになって、義母が…骨をかむと中から身が出て美味しい。と言うので…骨の中に有るのは身でなくて血だ。と言うと、義母は、食べかけていた皿を放り出して、口の中の骨を勢いよく吐き出した。義父と私は腹を抱えて大笑いをした。義母は一日中不機嫌な顔をしていた。味はとても美味しかったのに、紅焼肉もとんだとばっちりだった。