年に一度のチベット族の 淋浴節 (リンユィチエ…水浴祭)が9日から始まった。淋浴節はチベット語で ガマニチ と呼ばれ、チベット暦の7月上旬(西暦8月~9月頃)に催され7日間続く。雨季が明け、太陽の光が暖かく差すこの時期にチベット族の人々は、老若男女を問わず一緒に川辺に行き、昼間は衣服を洗い、夕方になると川に入って1年間の埃を洗い落とす。女性は、足のほうからスカートをまくりあげ、徐々に上のほうに持って行き、肌を見せないように上手に洗うのだという。水の少ない地方では、水を存分に使えるのは極めて限られていて、水浴祭以外には、生まれた時と、婚礼の日、葬儀の日だけと言われている。 水の豊富な国に生まれ、自然の水はただで使えるものと思い込んでいる、私たち日本人には考えられないことである。水と言えども、大事な財産、大切に使わなくてはと思う。
写真はチャイナネットより
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