炭と健康人生

炭に関わって健康、人生、自然、免疫力が理解できる根本がわかる。ほんものがわかる。まさに自然は「たこ焼き」だ。

自然農法との出会い(岡田茂吉師)

2005年01月13日 | 自然カン
私が岡田茂吉師と出会ったのは昭和41年です。その時師は既にお亡くなりになられていました。最初の頃は自然農法を知りませんでした。

私は幼い頃より自然が好きで、近くの山や田んぼで良く遊んでいました。その頃は田んぼには、ドジョウやメダカ、カエルやヤゴ(トンボの幼虫)など、山には野うさぎや雉やモズなどの鳥や沢山の生き物がいたので、家に帰るのを忘れて暗くなるまで遊んでいたのを思い出します。

でもそんなに田舎の話ではありません。私が生まれ育ったのは、兵庫県宝塚市の阪急電鉄宝塚線山本駅より徒歩で10分くらいの山手です。

ですから岡田茂吉師の自然を尊重する農法は何の抵抗も無くスンナリと身体にとけ込んできました。

自然は人が手を加えなくても毎年同じ営みを繰り返しますが、人が手を加えると連作出来ません。なぜか不思議ですねえ!私の畑ではもう何年も同じ豆が実ります。

あれから39年色々な事を経験して今日を迎えたわけです。自然と触れ合うのが好きで、ずっと自然と付き合い自然を観察して来ていますが、どんどん悪くなるばかりです。それは自然ばかりではありません。人もそれと平行して健康を害して来ています。人は植物や動物を介して大地の養分を食べているのです。

自然と人を元に戻す方法は無いものかと思い、今の「炭と自然食品館」を運営するようになったのです。

平成2年に炭をはじめたときも、市場原理から行くと「炭」はまったく社会に受け入られる余地はありませんでした。売る事は不可能でした。

でも山をきれいにして水をきれいにして土を浄化するには、炭を焼いてもらうしかないのです。その為滋賀県じゅうの山を廻り、炭を焼いてもらうように頼み、山の人たちが採算の合う価格で引き取ったのです。市場性の無い商品です。それが「炭」との係わり合いです。

その「炭」を朝日新聞が取り上げてくれて、全国紙に掲載してくれたのがこの炭ブームの始まりです。この炭が市場原理に合うようになったのは、やはり経済効率に合う海外の炭です。ただ質は少し違ったようです。

日本の自然と人を考えるなら国内の炭を活用する事です。

自然食品も同じですが、農薬や化学肥料を使用している従来の10アールの田んぼで600キロ収穫できるものを無農薬無化学肥料の自然田では360キロ収穫できれば良いほうでしょう。

そのときに困るのは農家の収入が少なくなる事です。ですから私たちは、自然米の360キロ分を従来の600キロ分の価格で買い取る事をすれば、農家は自然米を作ってくれます。

これは支援活動です。私たち自然食品館が資金を豊富に持っていれば、全て買い取れるのですが、現在のような経済では、資金を用立ててくれるところはありません。

その為、生産農家にも消費者の方たちにもこの運動を理解して頂いて、協力をお願いしているのです。

お陰様で、少しずつ広がって来ています。本当にありがとうございます。
この農法は、土を浄化して免疫力のあるお米(異常気象や災害に強い)を育て、地球温暖化を防止して自然を取り戻し、濁水を流さず(水の富栄養化を防止)、自然を循環させる素晴らしい農法です。

最近は、佐渡島のトキの野生化にも一役買っています。ありがとうございます。