幼いときはゴハンよりパンが好きでした。パンの時は母が手作りのイチゴジャムやマーマレードのジャムをバターたっぷりのトーストの上に、これまたジャムをたっぷり載せてこぼしながら食べるのが大好きでした。それにたまごはハムを下に引いて目玉にした豪華なものでした。ところが友達の家に遊びに行った時に食べたご飯の美味しさにはビックリしました。おかずも無しにゴハンだけを何杯もお替りしたのを今でも覚えています。それは「おくどさん」で藁の火で炊いたゴハンでした。今では夢のようなゴハンでしたが、それに最も近いのが、杉の木炭を入れて炊いたご飯です。一粒一粒が立っていて透明感があって艶があってそれはそれは美味しいゴハンです。だから私はゴハン派です。でもこの方法を知らない人は、パン派でしょうね。