月曜は久々に親友ヤスと夕方から波乗り。
今は兄の形見となった2艇のロングボードで自宅前の海に入った
昼は殆どフラットでノーサーフコンディションだったのに、もう1艇のロングを実家からとり
夕方に海へ戻って来ると風波が上がり、ロングだと楽しめるサイズぐらいになっていた。
前日の外岩の疲れも忘れ笑顔でアウトサイドへと二人でパドル
他にはサーファーの姿はなく二人で良さそうな波へ乗って、誰にも気を使う事も無く自由に波に乗り、スペシャルな時間がゆっくり流れていくのを心から楽しんだ。
今日は実家からヤスの為に持って来た、もう1艇の兄のロングに初めて乗ってみた
兄は材木座のこの海でこのボードでサーフィンしていたのだろう、このボードは兄が乗った最後のサーフボード・・
ヤスとボードを交換して波待ち。
以前兄が「ロングも楽しいよ!」って言ってたのに、その頃の自分はロングは動きが重たいからショートの方が楽しいに決まってると弟特有の生意気な口調で言い放った事を思い出していた。
適当な波が来たのでパドルすっと軽く波に押されテイクオフ、レギュラーへワンターン
決して高価なボードでないのに長さを感じさせないくらい軽くターンする
兄が言っていた事が今更になってようやく分かった・・。
特にここの海はこれくらいのボードで楽しめる波が多い、この材木座に住んで毎日のように海をみていると良くわかる
若い頃からウインドサーフィンでこの材木座の海に慣れ親しんだ兄貴
兄はその事も良く分かっていた。
永遠につづくかのような
綺麗な夕日が西へと沈んで行くのを眺めながらヤスと夏の夕暮れのサーフィンを楽しんだ
兄と又いつか二人で波乗りしようと交わした約束はもう叶わないが
こうして良き友と美しい自然に抱かれ同じ時を共感し波乗りをしていると
叶わなかった兄との約束が果された気になる。
終わりなき夏の海に兄の姿が遠くに見えたきがした。