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初心者基本編 1 上に行きたいなら下を見よう 

2013-10-10 14:58:03 | How to
前回の続きで初心者の為の実践編です。


まず基本的な所からです。

タイトルの通りで、上に登るのには足を上げなくては上には行けません

足を上げるのですから足元を見て足を上げます。

簡単で当たり前の事なんですが、これが初心者だとまず出来ていません。

上に登る事に意識が行ってしまって上を見たままで、足を上げる時には足探りで適当に
あった所に足を置いてしまいます。

足探りで足を置いてしまうと置いた所のホールドが斜めになって滑りやすかったり
小さかったりして上手く足に体重が乗らない所に置いてしまいます

そうならない様に足を上げる時は必ず足元を見て体重が乗せやすいホールドに足を上げて下さい。

又良く初心者がやってしまうのは片足を必要以上に高く上げてしまう事、この状態だと足の落差が生まれて足の力が上手く
使えません

足限定の無い(足は決められていない)課題は、少しずつ階段を上がるように上げていった方が足の力を使えて楽に登れます

目安は膝よりも下ぐらいの間隔で登っていくと良いと思います。

ハイステップで乗り込んで行くムーブはしっかりと足に意識があって基本を理解してからにしましょう。


この足に意識がある事はこれから上手くなる為には必要不可欠な要素です

始めた頃は保持しているホールドや次に手を出すホールドに意識がいってしまって足の意識が薄くなってます

しかし、今保持しているホールドが楽に持てるようになるのも、次の一手に手が届き易くなるのも足の位置が重要になります。

足に体重を逃がせればそれだけ手の負荷が減ります、どうやって保持するのかでは無くて、どうしたら手や指の負荷が減るのかを考えてみて下さい。

中級者でも腕力や保持力を上げる事ばかりを考えるのでなく、指や体にかかる負荷を足やバランスで逃がすムーブは無いかを
もう一度考えてみるのも良いと思います。


上級者は保持力も体幹もパワーも、もちろん揃っている人が多いですが、それだけに頼って登っていません
いかにロス無く、負荷を逃がすムーブを探り、それを自分のスタイルにあったムーブで繋いでいきます。

そのムーブを導き出すスピードが早ければ、トライ回数も減りますし、そのムーブに集中出来ます。

それが出来るのは経験もあるでしょうが、絶えず考え意識しているかが問題です。

ここが中級者と上級者との違いです。

ですから上達するには初心者のうちから、この意識を持つ事が大切なんです。

それにはまずは足からです。

上に行きたいなら下の足に意識です。

次回はメンタルです

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