風向き

こんばんは。

猫なで声、とはよく言ったものだ。

今日お昼休みに近くのスーパーへ、おにぎりを買いに出た。すると、道すがら見かけた光景にやや唖然とする。
リードを付けたネコを連れた男性がいて、ネコは散歩を楽しんでいるようだ。

よく太ったキジトラ。時折にゃ～んと鳴く。

ネコのリードを握った男性は、肩にはつかないけれども伸ばした黒髪を後ろで結わえて、近所歩き程度のゆるい服装だ。
ひげもあたってないかも。不潔とも思わないが、ゆったりしたパンツに黒っぽいTシャツ。

なにか小声でネコちゃんに話しかけている。なかなか、有意義な散歩らしい。


そんな様子を眺めながら、この３年間、まるでいじめだったよなぁ、と思い出しつつ、どうやら風向きがすこおし、変わってきたのかもしれない、とも思い始めた。まだ目先は暗いままなのだが。

先日電話であまりにしつこく「お前の態度はなぁ、」と地方の営業所の奴が言ってくるので、私は必要なことはやっているし、要点を話したので、電話をガチャ切りしてやったのだが、そのことを告げ口され、大ボスに呼びつけられたのだ。
ええ、ガチャ切りしました。そう答えると、わはは、と大ボスは笑い、２日も納期を短縮するなどやることはやってるのだと申し立てると、わかった、貴女はちゃんとやっていると言っておこう、との返事だった。
でも私は全くなんら納得はしていないのだ。
不安定な職場であることには変わりがない。いつなんどき、責任をなすりつけられるか分からない職場だ。

物事には多面性があり、白いものも黒いと言い切ればそうなのかと思うやつがいる。私は年齢のせいで、もう「面倒な」類（たぐい）であるのだろう。でもそれって、年代ハラスメントだよね。
失礼しちゃうわ？

以前は端から疑う口ぶりの冷たい大ボスだったが、どこからか、何か聞いたのか、変に猫なで声でいうところをみると、少しだけ風向きがかわったものと思う。というか、やりすぎたか？という自問なのかもしれない。

なんにせよ、私の認識には変化はない。